インターナショナルスクール教員資格、徹底比較!給料は?英語力は? 働きながら取る方法【現役講師が解説】 - 完全オンラインでイギリスの教育者資格が取得できるGlobal Teachers School
  • キャリアアップ・海外勤務
  • 2025.12.2

インターナショナルスクール教員資格、徹底比較!給料は?英語力は? 働きながら取る方法【現役講師が解説】

本ページでは以下のことがわかります。

「インターナショナルスクールで教員になるにはどんな資格が必要?」と悩んでいませんか。この記事では、日本の教員免許との違い、IBやケンブリッジなど主要な国際教員資格の種類とメリット、求められる英語力や経験、そして気になる給与事情まで網羅的に解説します。現役教員が働きながら資格を取得し、自信を持ってグローバルなキャリアを築くための具体的なステップがわかります。

目次

こんにちは。Global Teachers Schoolで主任講師兼キャリアコンサルタントを務めております、高橋 香織です。

私自身、日本の私立高校からキャリアをスタートし、国際教育の世界に飛び込む際には多くの不安や悩みを抱えていました。

この記事では、「インターナショナルスクールで教えるにはどんな資格が必要なの?」という疑問や、キャリアアップへの漠然とした不安を抱える先生方に向けて、必要な資格要件から具体的な取得ステップ、そして資格取得後の未来までを、私の経験を交えながら具体的にお話しします。

あなたのキャリアの「次のステップ」を明確にするためのお手伝いができれば幸いです。

33歳教員の私が感じた壁 国際教育プロジェクトで直面したキャリアの不安

グローバル化が加速する教育現場で、意欲的にキャリアを築こうとするほど、新たな壁に直面することがあります。特に30代は、将来のキャリアパスを真剣に考える時期です。私自身もそうであったように、プロジェクトのリーダーに任命されたり、同僚の活躍を目の当たりにしたりする中で、理想と現実のギャップに悩む先生方は少なくありません。ここでは、まずその不安の正体に迫ります。

「国際教育推進プロジェクト」で痛感する自身のスキル不足

意欲的に「国際教育推進プロジェクト」のリーダーを引き受けたものの、会議や海外の教育機関とのやり取りが進むにつれ、ご自身のスキルや経験に不安を感じてしまう。これは、非常に多くの方が経験する悩みです。例えば、英語での会議で専門的な教育用語を使って議論をリードできなかったり、海外の教員が持つ国際資格(IB資格など)について話が及んだ際、自分だけがその知見を持っていないことに引け目を感じたりする場面です。

生徒から海外大学の進学について具体的な質問をされても、自信を持って答えられない。こうした経験が重なると、「本当にこのままで良いのだろうか」と、プロジェクトを推進する熱意とは裏腹に、自身のスキル不足を痛感してしまいます。

SNSで目にする同僚のキャリアアップと将来への焦り

ふと休憩時間にSNSを開くと、かつての同僚や研修で一緒だった仲間が、国際資格を取得してインターナショナルスクールに転職したり、海外の日本人学校で活躍していたりする投稿が目に入る。そんな経験はありませんか? 彼らの充実した姿は刺激になると同時に、「自分は今の場所で足踏みしているのではないか」という焦りを生む原因にもなります。

特に、自分も同じように「将来は海外で」という夢を持っていた場合、その差は大きく感じられるでしょう。キャリアの安定性を考えたとき、現在の勤務先での評価も大切ですが、グローバル化の波に取り残されてしまうのではないか、という漠然とした不安が、具体的な焦りへと変わっていく瞬間です。

なぜ今、日本の教員にも「国際資格」が必須とされるのか

結論から言えば、日本の教育が「世界標準」に急速に合わせようとしているからです。かつては、日本の教員免許さえあれば国内の教育現場では十分でした。しかし、IB(国際バカロレア)認定校の増加、海外大学への進学希望者の増加、そして「国際教育」を掲げる学校が増えたことで、状況は一変しました。保護者や生徒が求める教育の質が変わり、「国際的な視野を持った指導ができる教員」が強く求められるようになったのです。

国際資格は、その「世界標準の指導ができる」ことの客観的な証明となります。そのため、学校側も採用やプロジェクトリーダーの任命において、国際資格を持つ教員を優遇する傾向が強まっています。

資格不足が自信のなさにつながる悪循環を断ち切るために

「スキルが足りない」と感じる→自信を持って発言・行動できない→結果として生徒や同僚からの信頼を得にくい→さらに自信を失う。この悪循環は、能力がないからではなく、「客観的な証明(=資格)」がないために起こることが多いのです。私自身、CELTA(英語教授法資格)を取得する前は、自分の英語指導法にどこか自信が持てませんでした。

しかし、国際基準のトレーニングを受け、資格を取得したことで、「私はこの基準で指導できる」という確固たる自信が生まれました。この自信が、会議での積極的な発言や、生徒への堂々とした指導につながります。この悪循環を断ち切るために必要なのは、精神論ではなく、具体的な行動、つまり「国際基準のスキルを学ぶ」そして「資格を取得する」ことです。

インターナショナルスクール教員に求められる要件と主要資格

インターナショナルスクールと聞くと、漠然と「英語が堪能で海外経験が豊富な人」というイメージがあるかもしれません。しかし、実際には明確な採用基準や求められる資格が存在します。ここでは、インターナショナルスクールで教員として働くために必要な具体的な要件と、キャリアアップの鍵となる主要な国際資格について、詳しく解説していきます。

日本の教員免許は通用する? 英語圏の免許が有利な理由

まず結論として、日本の教員免許「だけ」でインターナショナルスクール(特に厳格な国際認定を受けている学校)の正規教員になるのは、非常に難しいのが現状です。なぜなら、多くのインターナショナルスクールは、アメリカやイギリス、あるいは国際バカロレア(IB)などの国際的なカリキュラムを採用しており、そのカリキュラムを教えるための「免許(Teaching License/Certificate)」を重視するからです。

特に英語圏(米、英、カナダ、豪、NZなど)の大学で取得した教員免許は、採用市場で最も有利とされます。日本の教員免許は、日本の教育制度内でのみ有効な資格と見なされることが多いため、インターナショナルスクールで働くことを目指す場合、それに加えて国際的な指導資格を取得することが実質的なスタートラインとなります。

必須となる学士号と最低2年以上の教員経験

インターナショナルスクールの多くは、教員採用の最低ラインとして「学士号(大学卒業資格)」を必須としています。これは、専門分野の知識の証明となるためです。特に英語圏の大学の教育学部卒業者は、前述の教員免許も同時に取得していることが多く、非常に有利です。さらに、ほとんどの学校が「最低2年以上の教員経験」を応募条件に挙げています。これは、新卒者をゼロから育てる余裕がなく、即戦力としてクラス運営や生徒指導ができる人材を求めているためです。

日本の学校での経験ももちろん評価されますが、もしIB(国際バカロレア)認定校での指導経験や、インターナショナルスクールでの教育実習・アシスタント経験があれば、大きなアピールポイントとなります。

IBやケンブリッジ カリキュラムへの深い理解の重要性

インターナショナルスクールは、それぞれが準拠する「カリキュラム」によって運営されています。最も有名なのはIB(国際バカロレア)ですが、他にもイギリス式のケンブリッジ国際(IGCSEやA-Level)や、アメリカ式のAP(アドバンスト・プレイスメント)など、様々な種類があります。

教員には、自分が担当する教科の知識だけでなく、その学校が採用するカリキュラムの教育哲学、評価方法、指導の仕組みを深く理解していることが求められます。例えば、IBであれば「探究型学習」や「全人教育」といった理念をどう授業に落とし込むかが問われます。これらのカリキュラムへの理解がなければ、いくら英語力が高くても「指導ができる」とは見なされません。

採用時に必要な資格証明書類と手続き

インターナショナルスクールでの採用プロセスでは、必ず取得した資格を証明する公式な書類の提出が求められます。これには、大学の卒業証明書、成績証明書、教員免許状(原本または認証コピー)などが含まれます。海外の資格であれば、その認定機関が発行した証明書が必要です。

また、多くの学校では「無犯罪証明書」の提出も必須です。これは、生徒の安全を守るための世界的なスタンダードとなっています。内定後は、特に外国籍の教員(日本国籍の人が海外の学校で働く場合、またはその逆)は、就労ビザの取得手続きも発生します。これらの書類準備は時間がかかることもあるため、転職活動を始める際には、あらかじめ手元に揃えておくことが重要です。

求められる英語力は? 英検・TOEFL・IELTSの目安

インターナショナルスクールで働く場合、授業、同僚との会議、保護者との面談、成績表の作成など、業務のほぼすべてが英語で行われます。そのため、ネイティブに近い、非常に高いレベルの英語力が不可欠です。「英検何級レベルが必要ですか?」というご質問をよく頂きますが、英検は日本国内の指標であるため、国際的にはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)やIELTS、TOEFLのスコアが重視されます。

最低でもCEFR B2レベル(英検準1級、IELTS 6.0程度)が応募の目安となりますが、実際には授業や議論をリードするためにC1レベル(英検1級、IELTS 7.0〜7.5程度)が推奨されます。英語力は、資格と同じくらい重要な採用基準の一つです。

主要資格①  IB(国際バカロレア)教員資格の特徴と取得ルート

IB(国際バカロレア)は、世界中で急速に普及している教育プログラムであり、IB認定校で教えるためには専門の教員資格(IB Educator Certificate)が非常に有利に働きます。この資格は、IBが認定する大学院や研修機関のプログラムを修了することで取得可能です。IBには年齢別のプログラム(PYP, MYP, DP)があり、自分が教えたい年代の資格を選ぶ必要があります。

IBの指導は「探究型学習」を基本としており、従来の知識詰め込み型とは全く異なるアプローチが求められるため、この資格はIBの教育哲学を深く理解していることの証明となります。IB認定校への転職を目指す場合、最も直接的で強力な資格の一つと言えるでしょう。

主要資格➁  ケンブリッジ国際教員資格(PDQ)の概要とメリット

ケンブリッジ国際教員資格(Cambridge International Diploma in Teaching and Learning, PDQ)は、イギリスのケンブリッジ大学国際教育機構が提供する、現役教員向けの国際資格です。これは、特定のカリキュラム(IBなど)に依存せず、「より良い指導とは何か」を実践的に探究するプログラムです。自分の日々の授業実践を振り返り(リフレクション)、新しい指導法を試し、その結果を分析・評価するというサイクルを重視します。

この資格のメリットは、IB校、ケンブリッジ系スクール、あるいは日本のグローバル教育推進校など、幅広い学校で評価される汎用性の高さです。私たちが提供するNOCN資格も、このケンブリッジPDQと考え方が近い、実践的な国際教育者資格の一つです。

主要資格③  英語教授法資格(CELTA・TESOL)の役割

もしあなたが「英語」を専門に教える(または英語で他教科を教える)場合、CELTA(セルタ)やTESOL(テソル)は非常に強力な武器となります。これらは「英語を母語としない人に英語を教える」ための専門的な教授法資格です。私自身もCELTAを取得しましたが、日本の英語教育で学んだこととは全く異なる、実践的な指導テクニックや言語習得の理論を学び、大きな自信につながりました。

特にCELTAはケンブリッジ大学が認定する資格で、世界中の語学学校やインターナショナルスクールの英語(ESL/EAL)担当ポジションで高く評価されます。インターナショナルスクールでは、様々な英語レベルの生徒が在籍しているため、専門的な英語指導スキルを持つ教員の需要は非常に高いです。

働きながら資格取得へ Global Teachers Schoolの体系的プログラム

「国際資格は必要だとわかったけれど、働きながらどうやって取得すればいいの?」

「英語力にも自信がないし、何から手をつければ…」

こうした不安を抱える現役の先生方のために、私たちGlobal Teachers Schoolは存在しています。ここでは、あなたの現在のレベルや目標に合わせて、無理なく体系的に国際資格取得を目指せる、当スクール独自のプログラムについてご紹介します。

CEFRレベル別で安心 英語力育成コースから始めるステップアップ

国際資格の取得には、一定の英語力(多くの場合CEFR B2〜C1レベル)が求められます。英語力に不安がある方が、いきなり専門的な資格コースを受講しても内容を消化しきれません。そこでGTSでは、まずご自身の現在の英語力をCEFR基準で正確に把握することから始めます。

もし英語力がB1未満(英検 2級未満)の場合、「英語力育成コース」で段階的にスキルアップを図ることをお勧めしています。このコースは、単なる英会話ではなく、「国際教育者資格取得に必要な英語力」を効率的に身につけることに特化しています。英語脳を鍛えるトレーニングを通じて、資格取得の土台を築き、自信を持って次のステップに進むことができます。

忙しい現役教員に最適 時間と場所を選ばないオンライン受講システム

現役の教員にとって最大の課題は「学習時間の確保」です。授業準備、部活動、保護者対応と、日々の業務に追われる中で、決まった時間にキャンパスに通うのは非現実的でしょう。

Global Teachers Schoolのプログラムは、その点を考慮し、全てオンラインで完結するように設計されています。レッスン後に提供される録画を視聴するだけでなく、ライブレッスンでのディスカッションや講師からのフィードバックもオンラインで行います。これにより、通勤時間や週末の空いた時間など、ご自身のペースで学習を進めることが可能です。時間や場所を選ばない柔軟な学習環境が、多忙な先生方のキャリアアップを強力にサポートします。

国際的な資格認定機関NOCN  Level 3からDiploma資格取得へ

GTSでは、国際的に評価される英国の資格認定機関「NOCN」のプログラムを提供し、日本国内でNOCN認定資格を取得できる仕組みを整えています。まずは「Level 3 Award(教育スキル専門能力開発コース)」で、国際教育の基礎的なスキルや指導計画の作成方法を学びます。これは国際教育の入門的資格として最適です。

その後、さらに本格的な国際教育資格を目指す方には、「NOCN Diploma(国際教育者ライセンス取得コース)」をご用意しています。ここでは教材設計、評価方法、インクルーシブ教育など、より高度で包括的な理論と実践を学びます。このように段階的に資格を取得できるため、無理なく着実にスキルと資格を積み上げることが可能です。

プレゼン・SDGsも学べる 実践的スキルアップ研修(オプション)

国際的な教育現場では、教科指導力だけでなく、多様なスキルが求められます。GTSでは、メインの資格コースに加え、ご自身の強みをさらに伸ばすための多彩なオプションコースをご用意しています。例えば、英語での効果的な伝え方を学ぶ「プレゼンテーションスキル」コースは、会議や保護者説明会、生徒への指導にもすぐに役立ちます。

また、近年重要性が高まっているSDGsや21世紀スキル(PSHE)を深く学び、社会的課題への解決策を企画・提案する力を養う「グローバルリーダーコース」も人気です。これらの研修を通じて、資格取得だけでなく、教育者としての「実践力」を多角的に高めることができます。

あなたの「最適なスタート地点」を個別相談で明確に

「自分にはどのコースが合っているのかわからない」「英語力も資格も、何から手をつければいいのか…」と迷ってしまうのは当然です。GTSでは、皆さんが迷うことなく最適なスタートを切れるよう、「オンライン個別相談」に力を入れています。

経験豊富なコンサルタントが、あなたの現在の状況、英語力、そして将来のキャリア目標を丁寧にお伺いします。その上で、数あるプログラムの中から、あなたにとって「今、何をすべきか」という最適な学習ルートをご提案します。無理な勧誘は一切ありません。まずはご自身の現在地と目標を整理する場として、お気軽にご利用いただければと思います。

国際資格が拓くキャリアパスと現実的な待遇

国際資格を取得することはゴールではありません。それは、あなたのキャリアをより豊かに、よりグローバルに展開するための「パスポート」を手に入れることです。ここでは、資格取得後に広がる具体的なキャリアの可能性と、多くの方が気になる待遇面(給与)について、現実的な視点でお話しします。

まずはアシスタントから? 経験を積むキャリアスタートの方法

日本の学校での教員経験はあっても、インターナショナルスクールでの指導経験がない場合、最初は「アシスタント・ティーチャー(TA)」や「サブスティテュート(代行教員)」としてキャリアをスタートするケースも少なくありません。これは決して遠回りではなく、むしろ賢明な選択肢の一つです。アシスタントとして正規教員のサポートをしながら、その学校のカリキュラム、生徒の雰囲気、評価の方法などを内部で学べるのは非常に貴重な経験です。

学校側も、内部で実績を積んだアシスタントを正規教員として登用することを好む傾向があります。国際資格と日本の教員経験、そしてアシスタント経験が揃えば、正規教員への道は大きく開かれます。

気になる給料は? インターナショナルスクール職員の年収目安

インターナショナルスクールの給与体系は、学校の規模、認定(IB認定校か、など)、所在地(都心か地方か)、そして個人の経験や資格によって大きく異なります。一概には言えませんが、一般的な傾向として、日本の公立・私立学校と比較して、同等かそれ以上、特にトップクラスのスクールではかなり高い水準の給与が期待できる場合があります。

役職年収目安主な役割・条件
アシスタント・ティーチャー (TA)300万円 〜 450万円程度正規教員のサポートが主な業務。
正規教員 (Classroom Teacher)500万円 〜 800万円程度経験5年程度、学士号、教員免許を持つ場合の目安。
経験豊富な正規教員 (Senior Teacher)700万円 〜 900万円以上修士号やIB資格、経験10年近い場合の目安。
学部長・コーディネーター1,000万円 〜 1,500万円程度教科主任やIBコーディネーターなどの管理職。

ただし、注意点もあります。給与は年俸制で提示されることが多く、ボーナスや退職金の制度は日本の学校と異なる場合があります。また、住宅手当や子供の学費補助などの福利厚生が充実しているかも、トータルの待遇を考える上で重要なポイントです。転職活動の際には、給与額面だけでなく、こうした諸条件もしっかりと確認することが大切です。

資格取得者のリアルな声 自信を持ってプロジェクトを推進する未来

私たちがサポートした受講生の中にも、あなたと同じように学校内の国際プロジェクトで悩んでいた先生がいました。その方は、GTSでNOCN Diplomaを取得後、「これまで曖昧だった『国際教育』の定義や指導法が、体系的に理解できた」と話してくれました。資格取得で得た知識と「国際基準の指導ができる」という自信が、会議での発言や同僚への提案に説得力をもたらし、今では自信を持ってプロジェクトを推進する中心人物として活躍されています。

資格は、単なる転職の道具ではなく、今いる場所でのあなたのパフォーマンスを上げ、自信を裏付ける「盾」にも「武器」にもなるのです。

給与アップと市場価値の向上 インターナショナルスクール転職への道筋

国際教育資格(IB資格、NOCN Diplomaなど)は、あなたの「市場価値」を客観的に高めます。これは、現在の勤務先での昇進や給与アップ交渉の材料になるだけでなく、転職市場においても非常に強力なアピールポイントとなります。

特にインターナショナルスクールへの転職を目指す場合、日本の教員免許に加えて国際資格を保有していることは、「グローバルスタンダードの教育を理解し、実践できる人材」であることの証明です。これにより、応募できる学校の選択肢が広がり、より良い条件(給与、役職)での採用が期待できます。資格取得は、あなたのキャリアの選択肢を確実に増やす投資と言えるでしょう。

海外のインターナショナルスクールや日本人学校も視野に グローバルに活躍する教育者へ

インターナショナルスクールで求められる国際資格やスキルは、実は海外の日本人学校(文部科学省が認定する在外教育施設)で働く際にも非常に役立ちます。近年、海外の日本人学校でも、現地の文化を取り入れた教育や、IBプログラムの導入、英語教育の強化が進んでいるからです。

国際資格を持つ教員は、そうした学校のグローバル化を推進する即戦力として高く評価されます。インターナショナルスクールへの転職だけでなく、「海外で日本の子供たちに教育を」という夢をお持ちの方にとっても、国際資格の取得はキャリアを大きく広げる第一歩となります。国内に留まらず、世界を舞台に活躍する教育者を目指す道が拓けます。

まずは「知る」ことから キャリアの不安を「確信」に変える第一歩

ここまで読んでいただき、国際資格の重要性や、取得後のキャリアの広がりについてご理解いただけたかと思います。しかし、同時に「自分にできるだろうか」「何から始めればいいのか」という不安もまだ残っているかもしれません。大切なのは、その不安を放置せず、具体的な行動に移すことです。その最初の一歩として、まずは「正確な情報を知る」ことから始めてみませんか。

あなたの現在地と目標を明確にする「オンライン個別相談」

もし、あなたが「自分の場合、どの資格を目指すべきか」「今の英語力で大丈夫か」「キャリアプランが漠然としている」といった個別の悩みを抱えているなら、「オンライン個別相談」が最適です。私、高橋 香織をはじめとする経験豊富なキャリアコンサルタントが、1対1でじっくりとお話を伺います。

あなたのこれまでのご経験、現在の悩み、そして将来の夢をお聞かせください。GTSのプログラムありきではなく、まずはあなたのキャリアにとって何が最善かを一緒に考え、整理する時間です。あなたの「現在地」と「目標」を明確にし、そこへ至る最短ルートを一緒に見つけ出しましょう。

資格取得の全体像がわかる「オンライン無料説明会」の活用法

「まずは、Global Teachers Schoolがどんなところか知りたい」「国際資格取得までの全体像や、かかる期間、費用について広く情報を得たい」という方には、「オンライン無料説明会」をお勧めします。この説明会では、なぜ今国際資格が必要なのかという背景から、GTSが提供する具体的なプログラム(NOCN資格、英語力育成コースなど)の特徴、学習の進め方、受講生の事例まで、情報をまとめてお伝えします。

もちろん、説明会の最後には質疑応答の時間も設けています。個別相談はまだハードルが高いと感じる方も、まずはこの説明会に参加していただくことで、国際資格取得へのイメージがより具体的になるはずです。

今すぐ行動を起こし、5年後のキャリアをデザインしよう

5年後、あなたはどこで、どのような教育者として活躍していたいですか? 今抱えている不安や焦りは、行動を起こさない限り、5年後も形を変えて残り続けるかもしれません。しかし、今日ここで「知る」という第一歩を踏み出せば、未来は確実に変わります。国際教育推進プロジェクトを自信を持ってリードしているあなた、インターナショナルスクールの教壇に立っているあなた、あるいは海外で活躍しているあなた。その未来は、今日の小さな行動から始まります。まずは「個別相談」か「無料説明会」のボタンをクリックすること。それが、あなたのキャリアをデザインする最初の、そして最も重要な一歩です。

国際資格で未来を拓く 高橋香織からのメッセージ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。インターナショナルスクールで働くために必要な資格や要件、そしてキャリアを切り拓くためのステップについて、具体的なイメージを持っていただけたでしょうか。最後に、私から二つの大切なメッセージをお伝えします。

私も同じ不安を抱えていました 次のステップへ踏み出すあなたへ

この記事で取り上げた悩みや不安は、何を隠そう、すべて私自身がかつて経験したものです。日本の学校で英語を教えていた頃、「本当にこの指導法で世界に通用するのか」「キャリアアップしたいけれど、何をすべきかわからない」と、暗闇の中で手探りをしているような毎日でした。

だからこそ、今あなたが感じている焦りや不安が痛いほどわかります。CELTAやNOCN Diplomaといった国際資格の取得は、私にとって大きな挑戦でしたが、同時に、自分の教育に「世界基準の軸」を与えてくれる、何物にも代えがたい経験となりました。一歩踏み出す勇気さえあれば、あなたも必ず変わることができます。

自信を持って国際教育を語れる教員になるために

あなたの熱意や能力が、資格がないことによる「自信のなさ」で曇らされてしまうのは、あまりにもったいないことです。国際資格を取得するプロセスは、単に知識やスキルを学ぶだけではありません。世界中の教育者がどのような哲学で、どのような方法で生徒と向き合っているかを知り、自分自身の教育観を再構築する旅でもあります。その旅を終えたとき、あなたは「国際教育とは何か」を、ご自身の言葉で、自信を持って語れるようになっているはずです。

GTSは、その旅に迷うことなく踏み出せるよう、あなたの「最適なスタート地点」からゴールまでを、伴走者として全力でサポートします。

外国籍の方が日本の教員免許を取得する場合

この記事の主な読者である日本人教員の方とは少し異なりますが、参考情報として、外国籍の方が日本の公立・私立学校で教員免許を取得し、働く場合のプロセスについて触れます。

外国人が日本の英語教員免許を取得するプロセス

外国籍の方が日本の教員免許(例えば、英語科)を取得するには、いくつかの方法があります。最も一般的なのは、日本の大学の教職課程を修了し、教育実習を含む必要な単位を取得することです。すでに母国で大学を卒業している場合は、日本の大学院(修士課程)で「専修免許状」を目指すか、大学に編入・科目等履修生として在籍し、不足単位を取得する方法があります。

また、「教育職員検定」を受けるという道もありますが、これは非常に難易度が高いとされています。いずれの場合も、日本語での講義理解や書類作成が必須となるため、高い日本語能力(日本語能力試験N1レベル相当)が求められます。公立学校の教員採用試験は、自治体によって国籍条項が異なる場合があるため、確認が必要です。

まとめ

本記事では、インターナショナルスクール教員に必要な資格について、求められる要件(英語力、経験、学歴)から、IBやNOCN Diplomaといった主要な国際資格の種類まで具体的に解説しました。多くの方が抱える「今のキャリアでいいのか」という不安は、国際基準のスキルを学び、資格という形で「自信」に変えることで解消できます。

Global Teachers Schoolでは、忙しい現役教員の方が英語力に合わせて無理なく学べるオンラインプログラムを提供しています。資格取得はゴールではなく、あなたのキャリアの選択肢を広げ、理想の未来を実現するためのスタートです。まずは「無料説明会」や「個別相談」で、あなたの可能性を探る第一歩を踏み出してみませんか。

お問い合わせ個別相談はこちら

この記事に関連したよくある質問

資格取得後、すぐに転職しないといけませんか

その必要は全くありません。むしろ、資格取得で得た知識やスキルを、まずは現在の勤務先(国際教育推進プロジェクトなど)で実践し、実績を積むことをお勧めします。その経験が、あなたの自信をさらに確かなものにし、将来の転職活動の際にも「実践力」の証明として高く評価されます。
資格は転職のためだけでなく、今いる場所でのパフォーマンスを向上させるためのものでもあります。(関連セクション: 資格取得者のリアルな声 自信を持ってプロジェクトを推進する未来)

費用が気になりますが、サポート制度はありますか

資格取得は自己投資であり、一定の費用がかかります。費用はプログラム(大学院、専門スクール、オンライン研修など)によって数十万円から数百万円と幅があります。
Global Teachers Schoolでは、現役教員の方が学びやすいよう、できる限り柔軟な支払いプラン(分割払いなど)をご用意しています。また、自治体や所属する学校法人によっては、教員のスキルアップのための助成金や補助制度が利用できる場合もあるようです。まずは無料説明会などで、総額と内訳をご確認ください。

資格取得まで最短でどのくらいの期間が必要ですか

目指す資格によって大きく異なります。例えば、GTSが提供する「NOCN Level 3 Award」は約4ヶ月、「NOCN Diploma」は1年間のプログラムです。英語教授法のCELTA(フルタイム)は約1ヶ月と短期間ですが、非常に集中的です。
英語力育成から始める場合は、さらにその期間が必要になります。ご自身のペース(週にどれくらい学習時間を確保できるか)によっても変わるため、個別相談などで現実的なスケジュールを立てることが重要です。(関連セクション: 国際認定機関NOCNと提携 Level 3からDiploma資格取得へ)

IB(国際バカロレア)の指導経験がありませんが不利ですか

現時点でIBの指導経験がないことは、決して不利ではありません。ほとんどの方が未経験からスタートします。重要なのは、IBの教育哲学や指導法(探究型学習など)をこれから学びたいという意欲です。
インターナショナルスクール側も、経験そのものより、IBの公式ワークショップや関連資格(IB Educator Certificateなど)を通じて、その理念を体系的に学んだ人材を求めています。(関連セクション:主要資格1 IB(国際バカロレア)教員資格の特徴と取得ルート)

どの資格が自分のキャリアに最適か決められません

迷われるのは当然です。IB、ケンブリッジ、NOCN、CELTAなど、資格にはそれぞれ特徴と強みがあります。あなたの現在の専門分野、将来のキャリアプラン(IB校を目指すのか、英語指導のプロになりたいのか等)によって最適な選択は異なります。
ぜひ「オンライン個別相談」をご利用ください。あなたの状況を詳しく伺い、どの資格が目標への近道になるかを一緒に検討いたします。(関連セクション: あなたの「最適なスタート地点」を個別相談で明確に)
お問い合わせや個別相談はこちら

英語力に自信がありませんが、挑戦できますか

はい、挑戦できます。多くの方が英語力に不安を抱えてスタートされます。大切なのは現在のレベルではなく、目標レベル(CEFR C1など)に向けて段階的に学習する計画です。Global Teachers Schoolでは、まず「英語力育成コース」で資格取得に必要な英語力の土台をしっかり築いてから、専門の資格コースに進むステップアップを推奨しています。
あなたの現在のレベルに合わせた「最適なスタート地点」から始められますので、ご安心ください。(関連セクション: CEFRレベル別で安心 英語力育成コースから始めるステップアップ)

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