- キャリアアップ・海外勤務
- 2026.10.31
教員がオンラインでスキルアップする方法は?研修の選び方と活かし方
本ページでは以下のことがわかります。
教員のオンラインでのスキルアップは、知識を広げるならオンデマンド型、教え方を変えるならライブ型が向いています。無料の公的な研修と有料の講座を、目的と時間に合わせて組み合わせましょう。・オンデマンド型とライブ型の違いと、それぞれで身につきやすい力
・教職員支援機構の動画研修など、無料で始められる公的なオンライン研修
・時間の自由度・講師とのやり取り・費用と修了の証明で比べる選び方
・自分に合う形式が分かる、学ぶ中身・時間・証明のチェックリスト
・オンラインで学んだことを授業に活かすコツと、講座選びの注意点

教員のオンラインでのスキルアップは、動画で学ぶ研修とライブで学ぶ講座を使い分ける

部活動や校務、授業の準備に追われ、集合研修に参加する時間がなかなか取れない。そんな先生や塾講師にとって、オンラインの研修や講座は心強い選択肢です。先に結論を伝えると、オンラインで学ぶ方法は大きく2つの形式に分かれ、目的によって向き不向きがはっきりしています。
オンライン研修は、集合研修に参加しにくい教員・塾講師の選択肢になる

オンライン研修の一番の利点は、会場まで移動しなくても学べることです。放課後や夜、週末など、自分の予定に合わせて参加できる講座も多く、部活動や校務で平日の集合研修に出にくい先生でも学びを続けられます。移動時間がないぶん、学ぶ時間そのものを確保しやすくなります。
教員向けの研修を受ける機会が少ない塾講師や、地方で研修の選択肢が限られている人にとっても、オンラインなら全国の講座から選べるのが魅力でしょう。ただし、オンラインならどれでもよいわけではありません。形式によって、身につくものが変わってくるのです。
知識を広げるならオンデマンド型、教え方を変えるならライブ型が向く

オンライン研修は、録画された動画を自分のペースで見るオンデマンド型と、決まった時間にWeb会議などで参加するライブ型に分けられます。オンデマンド型は、新しい制度や教育理論など、知識や考え方を広げたいときに向いています。
一方で、教え方そのものを変えたいなら、ライブ型の講座のほうが力を発揮するでしょう。講師や他の参加者と話し合い、自分の授業案や模擬授業にフィードバックをもらう経験は、動画を見るだけでは得にくいもの。何を身につけたいかによって、選ぶべき形式は変わってきます。
公的な無料の研修と、有料の講座や資格を組み合わせる

オンラインで学べる研修には、公的な機関が無料で公開している動画から、大学や民間の有料講座、資格の講座まで幅があります。どれか1つに絞る必要はありません。
おすすめは、無料の研修で基礎や最新の考え方を押さえ、もっと深めたいテーマが見つかったら、有料のライブ講座や資格で体系的に学ぶ組み合わせです。費用をかける講座は、模擬授業や課題へのフィードバックなど、無料の動画では得られない価値があるかどうかで選ぶとよいでしょう。自分の目的に合う形式を、次のチェックリストで確かめてください。
あなたに合うオンライン研修が分かるチェックリスト

自分に合うオンライン研修は、3つの問いに答えるとかなり絞り込めます。学びたい中身、参加できる時間、学んだ証明の要否の3つです。それぞれの答えに応じて、向いている形式を確かめていきましょう。
学びたいのは知識か、それとも教え方の実践か?

最初に考えたいのは、学びたいのが知識なのか、教え方の実践なのかです。新しい制度や教育理論、ICTの基本的な使い方のように、知識を広げたいならオンデマンド型の動画研修で十分に学べます。まずは自分の悩みが、どちらに近いかを考えてみてください。
一方で、「授業の進め方を変えたい」「評価のしかたに自信を持ちたい」といった悩みは、知識を得るだけでは解決しにくいものです。自分の授業案を見てもらったり、模擬授業をしたりする場があるライブ型の講座を選ぶと、学んだことが教室での行動につながりやすくなるでしょう。
決まった時間に参加できるか、自分のペースで学びたいか?

次に、学習に使える時間の形を確かめます。毎週決まった曜日の夜に1時間ほど確保できるなら、ライブ型の講座にも参加できるでしょう。反対に、部活動や行事で予定が読めず、通勤中や休み時間などのすき間時間しかない場合は、オンデマンド型が続けやすい形式です。
迷うのは、ライブで学びたいけれど毎回は参加できない人です。この場合は、ライブ授業が録画され、欠席した回を後から視聴できる講座を選ぶと、2つの形式のよいところを取り入れられます。申し込む前に、録画の有無を確かめておきましょう。
学んだことの証明として、修了証や資格が必要か?

3つ目は、学んだことの証明が必要かどうかです。自分の授業改善のために学ぶなら、修了証や資格がなくても、動画研修で十分な場合があります。学んだ内容と授業で試した結果を自分で記録しておけば、それが振り返りの材料になるでしょう。
一方で、塾や英会話スクールへの応募、キャリアの見直しなどで学びを形にして示したいなら、修了の条件や評価がはっきりした講座や資格を選ぶのが近道です。課題やレポート、模擬授業で評価される講座なら、学んだ証明としても伝わりやすくなります。評価のある講座かどうかは、修了条件の欄で確かめられます。
オンラインで受けられる教育スキルの研修を、同じ基準で比べる

ここでは、オンラインで受けられる主な研修や講座を同じ物差しで比べます。比べる軸は、時間の自由度、講師とのやり取り、費用と修了の証明の3つ。最初に一覧表で全体をつかみ、続く項目で軸ごとの違いを確かめてください。
主なオンライン研修・講座の比較表

| 種類 | 形式 | 主な提供元 | 費用 | 学んだ証明 |
| 公的な動画研修 | オンデマンド型 | 教職員支援機構(校内研修シリーズなど) | 公開動画は無料で視聴できる | 自分で記録を残す |
| 教育委員会のオンライン研修 | オンデマンド型・ライブ型 | 都道府県・市町村の教育委員会、教育センター | 主催者による | 研修の記録 |
| 大学・教職大学院の講座 | ライブ型・オンデマンド型 | 大学・教職大学院 | 講座による | 修了証・単位など |
| 民間のセミナー・eラーニング | 両方 | 民間企業・教育団体 | 無料から有料まで | 講座による |
| 資格の講座 | ライブ型中心(録画ありも) | 資格の提供機関・スクール | 有料 | 資格の取得 |
表のとおり、オンラインで学べる場は、公的な機関から大学、民間、資格の講座まで幅広くあります。教職員支援機構の「校内研修シリーズ」は、60分の校内研修を想定した20分程度の講義動画で、No.194まで公開されています。
形式と費用、証明の得られ方は、種類ごとに大きく異なるのが実情です。公的な動画研修は手軽に始められる反面、修了の証明は自分で残す必要があり、資格の講座は費用がかかる分、評価を受けて資格という形で学びを示せるのです。オンラインで学べる大学院や国際資格については、関連記事で詳しく紹介しています。
時間の自由度と、続けやすさで比べる

時間の自由度が高いのは、いつでも見られるオンデマンド型です。夜や早朝、通勤中など、すき間時間を使って少しずつ学べます。ただ、自由度が高いぶん、後回しにしているうちに見なくなってしまうことも少なくありません。
ライブ型は決まった時間に参加する必要がありますが、日程や課題の締め切り、一緒に学ぶ仲間がいるため、結果的に続きやすい面があります。自分がどちらの学び方で続けられるタイプかを、これまでの経験から振り返ってみるとよいでしょう。締め切りがあるほうが頑張れる人なら、ライブ型が合うはずです。
講師とのやり取りと、フィードバックの有無で比べる

教え方を変えるうえで大きな差が出るのが、講師とのやり取りとフィードバックです。オンデマンド型の多くは動画を見るのが中心で、分からない点をその場で質問したり、自分の授業案を見てもらったりする機会は限られます。なかには質問の窓口を設けた講座もあるものの、やり取りの量はライブ型に及びません。
ライブ型の講座では、講師への質問や参加者どうしの話し合い、模擬授業、課題へのフィードバックなど、双方向の学びが組み込まれていることが多くあります。自分の教え方の癖に気づき、直すべき点がはっきりするのは、こうしたやり取りがあってこそでしょう。
費用と、修了の証明で比べる

費用は、無料の公的な動画研修から、有料の大学や民間の講座、資格の講座まで大きく違います。有料の講座を選ぶときは、金額だけでなく、何にお金を払うのかを確かめておくことが欠かせません。同じ金額でも、得られるものは講座によって違います。
一般に、模擬授業や課題への個別のフィードバック、修了の評価が手厚い講座ほど、費用は高くなる傾向があります。逆に言えば、そうした要素がない有料講座は、無料の動画研修と大差ない可能性もあるわけです。費用の内訳と、修了や資格の条件を見比べて判断しましょう。
自分のペースで学びたい人は、オンデマンド型の研修が向いている

オンデマンド型は、録画された動画を自分のペースで視聴して学ぶ形式です。ここでは、学べることと主な提供元、時間の自由度、やり取りの少なさ、向く人と向かない人を、ライブ型と同じ順番で見ていきます。
オンデマンド型で学べることと、主な提供元

オンデマンド型で学びやすいのは、制度や教育理論、指導法の考え方、ICTツールの基本的な使い方など、知識として身につける内容です。公的な提供元では、教職員支援機構が校内研修シリーズなどの講義動画を公開しており、学校経営や著作権、ICTといった幅広いテーマを扱っています。
文部科学省が整備し、教職員支援機構が運用管理する「Plant 全国教員研修プラットフォーム」では、研修を探して申し込み、受講することができます。ゲストユーザーとして登録して利用する仕組みもあるので、対象や使える機能はマニュアルで確かめてください。
時間の自由度は高いが、続けるための工夫が要る

オンデマンド型の最大の強みは、いつでもどこでも学べる時間の自由度です。20分程度の短い動画なら、放課後の空き時間や通勤中にも見られます。部活動で予定が読めない時期でも、学びを止めずに済むでしょう。動画を少しずつ見進められるので、まとまった時間が取れない週でも安心です。
その一方で、締め切りも一緒に学ぶ仲間もいないため、後回しにしやすいのが弱点です。続けるには、見る曜日と時間を決めておく、見た後に授業で試すことを1つメモする、同僚と同じ動画を見て感想を話すなど、自分なりの仕組みを用意しておくと続けやすくなります。
質問や実践の機会が少なく、授業の変化につながりにくいこともある

オンデマンド型の動画は、知識を得るには便利ですが、それだけで授業が変わるとは限りません。動画で見た指導法を自分のクラスで試したとき、思うようにいかない理由を相談できる相手がいないと、そのまま元のやり方に戻ってしまいがちです。
動画で学んだことを授業に活かすには、試した結果を振り返る場を自分でつくることが大切になります。同僚と同じ動画を見て話し合ったり、校内研修の材料に使ったりすると、知識が実践に変わりやすくなるでしょう。教職員支援機構の動画も、校内研修での活用を想定して作られています。
オンデマンド型が向く人と向かない人

オンデマンド型が向いているのは、部活動や行事で予定が読めず、決まった時間を確保しにくい人です。新しい制度や教育理論を幅広く知りたい人、まずは費用をかけずに学び始めたい人にも合っています。
反対に、授業の進め方そのものを変えたい人や、一人だと学習が続かない人には、オンデマンド型だけでは物足りないかもしれません。学んだ証明を応募書類などで示したい場合も、修了の評価がある講座のほうが目的に合います。次の章のライブ型と比べて選びましょう。まずはオンデマンド型で基礎を固め、必要に応じてライブ型に進む方法もあります。
教え方を変えたい人は、ライブ型の講座が向いている

ライブ型は、決まった時間にWeb会議などで参加し、講師や参加者とやり取りしながら学ぶ形式です。オンデマンド型と同じ順番で、学べることと提供元、時間、やり取り、向く人と向かない人を見ていきます。
ライブ型で学べることと、主な提供元

ライブ型で特に身につきやすいのは、授業の進め方や評価のしかた、話す活動の指導など、実際にやってみて直していく技能です。提供元には、教育委員会や教育センターのオンライン研修、大学・教職大学院の講座、民間のセミナー、資格の講座などがあります。
文部科学省の「研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励に関するガイドライン」でも、教師が自主的に参加する研修の例として、教職員支援機構や大学・教職大学院、教科研究会、民間企業などの研修が挙げられています。教員向けの研修プログラムの種類と選び方は、関連記事にまとめているので参考にしてください。
▶︎関連記事:教員向けグローバル教育研修プログラムの選び方はこちら
決まった時間に参加する必要があるが、録画で補える講座もある

ライブ型の弱点は、決まった時間に参加しなければならないことです。平日の夜に開かれる講座が多いとはいえ、部活動の大会や学校行事と重なる週はどうしても出てきます。毎回参加できるかどうかは、申し込む前に見通しておきたいところです。
そこで確かめたいのが、ライブ授業の録画の有無です。欠席した回を後から視聴できる講座なら、参加できない週があっても学びが途切れません。あわせて、課題にかかる時間も確認しておきましょう。授業の時間だけでなく、課題の準備まで含めて週に何時間必要かが分かれば、勤務と両立できるかを判断しやすくなります。
質問や模擬授業、課題へのフィードバックで、授業の変化につながりやすい

ライブ型の最大の価値は、双方向のやり取りにあります。分からない点をその場で質問でき、ほかの参加者の授業の工夫を聞くことで、自分では思いつかなかったアイデアにも出会えます。画面越しでも、少人数で話し合う時間があると学びは深まるものです。
特に効果が大きいのが、模擬授業や課題へのフィードバックです。自分の授業案や教え方を講師に見てもらい、具体的な改善点を指摘してもらう経験は、一人で動画を見るだけでは得られません。学んだことを次の授業で試し、その結果を講座で振り返る流れができると、教え方が着実に変わっていくでしょう。
ライブ型が向く人と向かない人

ライブ型が向いているのは、授業の進め方や評価のしかたを本気で変えたい人です。仲間や締め切りがあると続けられる人、修了証や資格で学びを形にしたい人にも合っています。教え方に悩みがあり、それを誰かに相談しながら直していきたい人にこそ合う形式です。
一方、録画のない講座で決まった時間をまったく確保できない人には、続けるのが難しいでしょう。まずは費用をかけずに学び始めたい人も、オンデマンド型の無料の動画研修から入るほうが負担は少なくて済みます。どちらか一方に決めず、時期によって使い分ける方法もあります。
オンラインで学んだことを授業に活かすコツと、失敗しない選び方

どの形式で学んでも、授業が変わらなければスキルアップとはいえません。最後に、学んだことを授業に活かすコツと、オンライン研修選びで失敗しないための注意点をまとめます。
学んだことを、次の授業で1つだけ試す

研修で学んだことを授業に活かすコツは、次の授業で1つだけ試すことです。研修の直後は、あれもこれも取り入れたくなるもの。けれども一度に多くを変えると準備が追いつかず、どの工夫が効いたのかも分からなくなってしまいます。
研修の終わりに「次の授業で試すこと」を1つだけ書き出し、試した結果と次に直すことを短くメモしておきましょう。小さな実践と振り返りをくり返すうちに、学んだ内容が自分の授業の型として定着していきます。授業で試しやすい指導法の進め方と実践例は、関連記事でも紹介しています。
▶︎関連記事:アクティブラーニング指導法研修とは?授業で使える進め方と実践例はこちら
同僚と共有し、研修の記録として残す

学んだことは、自分の授業に活かすだけでなく、同僚と共有すると価値が広がります。学年会や校内研修で、試した結果と生徒の反応を短く紹介するだけでも、同じ悩みを持つ同僚の助けになるでしょう。共有を前提にすると、学ぶ側の理解も深まります。
公立学校の教員については、2023年4月から研修の受講などを記録する仕組みが始まっており、教師が自主的に参加する研修も、任命権者が必要と認めれば記録の対象になり得ます。扱いは教育委員会によって違うため、勤務先で確かめてください。記録に残すことは、自分の学びを振り返る材料にもなります。
「無料」「すぐ身につく」だけで選ばず、主催者と内容を確かめる

オンラインのセミナーや講座は手軽に申し込める反面、内容の質にばらつきがあります。「無料」「短期間ですぐ身につく」といった言葉だけで選ぶと、期待した学びが得られないこともあるでしょう。
申し込む前に、主催者の団体名や連絡先、講師の経歴、扱う内容と時間数、費用の内訳を確かめておくと安心です。無料のセミナーのあとに高額な講座への申し込みを急がされるような場合は、その場で決めずに持ち帰って検討してください。公的な機関や大学の講座と比べてみるのも、判断の助けになります。
迷ったら、無料の説明会や個別相談で講座の中身を確かめる

講座のサイトだけでは、自分が続けられるか、授業に活かせる内容かまでは判断しにくいものです。多くの講座は無料の説明会や個別相談を用意しているので、申し込む前に利用してみましょう。とくに有料の講座は、契約の前に中身を確かめておくと後悔がありません。
聞いておきたいのは、ライブ授業の時間帯と録画の有無、課題にかかる時間、模擬授業やフィードバックの有無、修了の条件、費用の内訳です。チェックリストの答えを持って相談すれば、自分に合うかどうかを短い時間で見極められます。説明会の雰囲気から、講師との相性を感じ取れることもあります。
Global Teachers Schoolで、オンラインで教育スキルを学ぶ

完全オンラインでイギリスの教育者資格の取得を目指せるGlobal Teachers School(GTS)は、教員や塾講師、企業の研修担当者など、人に教える立場の19歳以上を対象にしたスクールです。ライブ型と録画を組み合わせたGTSの学び方を紹介します。
ライブ授業と録画で、NOCN Level 3 AETを最短4ヶ月で目指す

GTSの教育スキル専門能力開発コースでは、NOCNの「NOCN Level 3 Award in Education and Training」(AET)の取得を、オンラインで最短4ヶ月で目指せます。AETは教育・研修分野の英国の資格で、日本の教員免許状ではありません。
英国からのライブ授業は2週間に1回、平日の夜に行われ、すべて録画されます。部活動や行事で参加できない週があっても、後から視聴して追いつけるのが特長です。評価はレポートと1時間のマイクロティーチングで行われ、課題ごとにフィードバックを受けられます。
英語で学ぶので、教育スキルと英語力を同時に伸ばせる

GTSの授業と課題はすべて英語で行われるため、教育理論や授業の組み立て方を学びながら、英語力も同時に伸ばせます。英語の先生はもちろん、英語を使って教える仕事に関心がある人にとっても、一度に2つの力を磨ける学び方です。
AETのコースはCEFR B1以上(英検2級程度)の英語力が目安で、入学前のアセスメントテストで英語力を判定します。届いていない場合は英語力育成コースから始められるので、英語に不安がある人も段階を追って進めるでしょう。英語力育成コースには、初級者向けのスタートアップEnglishやレベル別のCEFRコースがあります。
まずは無料の個別相談か学校説明会で、続けられるかを確かめる

ライブ授業に参加できるか、課題の時間を確保できるかは、申し込む前に確かめたい点です。GTSの無料個別相談(オンライン・60分)では、英語力や仕事の予定、学習に使える時間をもとに、1対1で合うコースを考えられます。
全体像を先に知りたい人には、オンライン学校説明会がおすすめです。資格の概要や学費、英語力診断の流れを紹介し、参加特典としてキャリアプランコンサルティングを1回無料で受けられます。
初めてのオンライン研修でも、スタッフのサポートで安心して学べたK.S.様(38歳)の声も参考にしてください。まずは相談で、続けられるか確かめましょう。
【まとめ】 オンライン研修は、目的と時間に合わせて形式を選べば忙しくても続けられる

教員や塾講師がオンラインでスキルアップする方法は、録画された動画を自分のペースで見るオンデマンド型と、決まった時間に双方向で学ぶライブ型に分かれます。知識を広げるならオンデマンド型、教え方を変えるならライブ型が向いており、無料の公的な動画研修と有料の講座や資格を組み合わせるのが現実的です。
選ぶときは、時間の自由度、講師とのやり取り、費用と修了の証明を同じ基準で比べてください。学んだことは次の授業で1つだけ試し、同僚と共有して記録に残しましょう。迷ったら、無料の説明会や個別相談で、録画の有無や課題の量を確かめるところから始めてください。
よくある質問
教員研修とは、どのようなものですか?
教員研修は、教員が職務に必要な力を高めるための学びです。文部科学省の「教員研修に関係する法律(抜粋)」にある教育公務員特例法では、絶えず研究と修養に努めることと、研修を受ける機会が与えられることが定められています。初任者研修などの法定研修のほか、教育委員会の研修や自主的な研修もあります。
詳しくは「ライブ型で学べることと、主な提供元」をご覧ください。
無料で受けられる教員向けのオンライン研修はありますか?
あります。たとえば教職員支援機構は、校内研修での活用を想定した20分程度の講義動画「校内研修シリーズ」などを公開しており、学校経営や著作権、ICTといった幅広いテーマを無料で視聴できます。勤務先の教育委員会がオンラインで研修を実施している場合もあるので、あわせて確かめてみてください。
詳しくは「オンデマンド型で学べることと、主な提供元」をご覧ください。
オンライン研修のデメリットは何ですか?
オンデマンド型は自分のペースで学べる反面、締め切りや仲間がいないため後回しにしやすく、質問や実践の機会も限られがちです。ライブ型は決まった時間に参加する必要があり、行事などと重なると欠席が増えます。録画のある講座を選ぶ、見る時間を決めておくなど、形式ごとの弱点を補う工夫をしておくと続けやすくなります。
詳しくは「時間の自由度と、続けやすさで比べる」をご覧ください。
塾講師でも、教員向けのオンライン研修で学べますか?
公開されている動画研修の多くは、教員でなくても視聴できます。教職員支援機構の講義動画は公式サイトやYouTubeのチャンネルで公開されており、指導法や評価の考え方を学ぶ材料になります。教え方を体系的に学んで証明したいなら、塾講師も対象にした民間の講座や、教育・研修分野の資格の講座を検討するとよいでしょう。
詳しくは「主なオンライン研修・講座の比較表」をご覧ください。
オンラインで学んだことを、授業に活かすにはどうすればいいですか?
研修の終わりに「次の授業で試すこと」を1つだけ決め、実際に試した結果と次に直す点を短くメモするのが効果的です。一度に多くを変えると、どの工夫が効いたのかが分からなくなります。小さな実践と振り返りをくり返し、同僚とも共有すると、学んだ内容が自分の授業の型として定着していきます。
詳しくは「学んだことを、次の授業で1つだけ試す」をご覧ください。
オンライン研修の修了は、学んだ証明になりますか?
研修の種類によって違います。公的な動画研修の視聴は、自分で記録を残す形になるのが一般的です。教育委員会の研修は研修の記録に、大学や民間の講座は修了証に、資格の講座は資格の取得として残ります。応募書類などで学びを示したいなら、課題や模擬授業で評価される講座や資格を選ぶと伝わりやすくなります。
詳しくは「費用と、修了の証明で比べる」をご覧ください。
出典
この記事で紹介した研修・制度の情報は、次の資料に基づいています。
- 独立行政法人教職員支援機構「校内研修シリーズ」
- 独立行政法人教職員支援機構「Plant 全国教員研修プラットフォーム」
- 文部科学省「教員研修に関係する法律(抜粋)」
- 文部科学省「研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励に関するガイドライン」(令和4年8月、令和5年3月一部修正)
- NOCN「NOCN Level 3 Award in Education and Training」(Qualification Number 601/0619/0)
| この記事で示した内容 | 該当ページ |
| 校内研修シリーズは、60分の校内研修を想定した20分程度の講義動画。No.194まで公開(2026年10月確認) | 教職員支援機構「校内研修シリーズ」 |
| Plantは文部科学省が整備し、教職員支援機構が運用管理する全国教員研修プラットフォーム。ゲストユーザ登録による利用がある | 教職員支援機構「Plant」、ゲストユーザ向けサービス利用規約 第1条・第2条・第7条 |
| 教育公務員は絶えず研究と修養に努めなければならず、研修を受ける機会が与えられなければならない。初任者研修・中堅教諭等資質向上研修 | 教員研修に関係する法律(抜粋)教育公務員特例法 第21条・第22条・第23条・第24条 |
| 研修履歴の記録は令和5年4月1日施行。教師が自主的に参加する研修等(教職員支援機構、大学・教職大学院、教科研究会、民間企業等)も任命権者が必要と認めるものに含まれ得る | 受講奨励に関するガイドライン PDF 3・12〜13ページ |
| NOCN Level 3 AETは Level 3、TQT 120時間 | NOCN「Level 3 Award in Education and Training」 |