英語を教えるスキルの証明方法は?資格と実績の作り方を3ステップで - 完全オンラインでイギリスの教育者資格が取得できるGlobal Teachers School
英語を教えるスキルの証明方法は?資格と実績の作り方を3ステップでのアイキャッチ
  • 教育実践・授業ノウハウ
  • 2026.10.31

英語を教えるスキルの証明方法は?資格と実績の作り方を3ステップで

本ページでは以下のことがわかります。

英語を教えるスキルは、英語力をスコアで、指導力を評価のある資格で、成果を実績の記録で示すと伝わります。どれか1つでは足りないため、3つをそろえる手順で準備するのが近道です。

・英語力の証明と指導力の証明の違いと、スキルの証明に使う3つの材料

・教える相手に伝わる英語の試験の選び方と、書類でのスコアの書き方

・模擬授業や教育実習で評価されるなど、指導力の証明に向く資格の選び方

・生徒の変化の数字と指導事例、ポートフォリオで実績を見える化する方法

・資格があるのに評価されないなど、証明がうまく伝わらない時の対策

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英語を教えるスキルは、英語力・指導力・実績の3つに分けて証明する

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英語を教えた経験があっても、「どう教えられるのか」を初対面の相手に伝えるのは簡単ではありません。先に結論を言えば、英語を教えるスキルは1枚の資格だけでは示しきれないものです。ここでは、何をそろえれば証明になるのかと、手順の全体像を先に整理します。

英語力の証明と指導力の証明は、別のものとして考える

英語力と指導力は別の力。英語力の証明。自分がどれだけ英語を使えるかを、英検やTOEICなどのスコアで示します。。指導力の証明。学習者のつまずきに気づき、説明を変え、理解を確かめる力を示します。。高いスコアだけでは、教える力までは伝わりません。両方を分けて準備しましょう。

英語を教えるスキルを証明しようとすると、多くの人がまず英検やTOEICのスコアを思い浮かべます。けれども、スコアが示すのは自分がどれだけ英語を使えるかであって、相手に英語を身につけさせる力ではありません。スコアが高い人ほど、この違いを見落としがちです。

英語が得意でも、学習者のつまずきに気づき、説明を変え、理解を確かめながら進める力がなければ、授業の成果は出にくいものです。採用する側も、英語力と教え方を分けて見ています。証明の準備は、この2つを切り分けるところから始めましょう。

証明に使う材料は、試験のスコア・評価のある資格・実績の記録

証明に使う3つの材料。試験のスコア。自分の英語力を示す材料です。相手に伝わる試験を選びます。。評価のある資格・講座。教え方を学び、第三者に評価されたことを示します。。実績の記録。生徒の変化を数字や事例で残し、実際にどう教えたかを伝えます。。それぞれ役割が違うため、組み合わせて示しましょう。

証明に使える材料は、大きく3つあります。英語力を示す試験のスコア、指導力を示す評価のある資格や講座、そして実際に教えた成果を示す実績の記録です。

この3つは役割が違うため、どれか1つが強くても残りを補うことはできません。たとえば英語教授法の資格を持っていても、教えた成果を語れなければ、現場で通用するかどうかは伝わらないでしょう。反対に、実績が豊富でもスコアや資格がないと、初めて会う相手には判断の手がかりが少なくなります。3つをそろえてはじめて、教えるスキルの証明として相手に届くと考えてください。

英語を教えるスキルを証明する手順の全体像

証明をそろえる3ステップ。準備:英語力と指導経験を棚卸し。英語力をスコアで示す。応募先や教える相手に伝わる試験を選びます。。指導力を評価で示す。資格や講座で、教える知識と実践を評価してもらいます。。実績を見える化する。数字と指導の事例を整理します。。実績の記録は、学習と並行して今日から始めましょう。

証明は、準備と3つのステップで進めると迷いません。まず、いまの英語力とこれまでの指導経験を棚卸しして、足りない材料を見つけます。そのうえで、英語力をスコアで示し、指導力を評価のある資格や講座で示し、最後に実績を数字と事例で見える化していきます。

順番にも理由があるのです。英語力が資格の基準に届いていなければ、教授法の講座で苦労しがちです。一方、実績の記録は今日からでも始められるので、ステップ1と2を進めている間も並行して続けてください。記録が早く始まるほど、使える数字も増えていきます。

証明を始める前に、いまの英語力と指導経験を棚卸しする

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いきなり資格を探し始めると、自分に必要のない資格に時間とお金をかけてしまいがちです。最初に、英語力の現在地、これまで教えてきた経験、応募先が見ているポイントの3点を確かめておきましょう。

英語力の現在地を、CEFRと英検・TOEICで確かめる

英語力の現在地を確かめる。CEFRで段階を把握。外国語の力をA1からC2までの6段階で表す国際的な基準です。。手持ちのスコアを確認。英検やTOEICは、試験団体が公表するCEFRとの対応で、おおよその段階を確かめます。。スコアがない・古い場合。早めに受け直し、学習の出発点を整理しましょう。

最初に、自分の英語力をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で把握しておきます。CEFRは外国語の力をA1からC2までの6段階で表す国際的な基準で、英語教授法の資格の多くが、必要な英語力をこの段階で示しているためです。

英検やTOEICのスコアを持っているなら、各試験団体が公表しているCEFRとの対応で、おおよその段階を確かめましょう。スコアが手元にない、あるいは数年前のものしかないなら、早めに受け直しておくと安心です。CEFRの段階と英検の対応は、Global Teachers School(GTS)のページでも一覧にしています。

▶︎GTSで習得できる英語力についてはこちら

これまでの指導経験を、相手・期間・人数で書き出す

指導経験を見える形にする。誰に・どこで教えたか。場所、相手の年齢やレベル、主な指導内容を書き出します。。どれだけ教えたか。指導した期間と人数を、確かめられる記録で整理します。。何を示せるか。成果やエピソードの裏付けを確認し、足りない記録も把握します。。当たり前の経験も、具体的な実績になります。

次に、これまで英語を教えてきた経験を書き出します。教えた場所、相手の年齢とレベル、期間、人数、主な内容を表にまとめると、自分では当たり前だと思っていた経験が、立派な実績であることに気づくはずです。

書き出していくと、記録が残っていない部分も見えてきます。生徒のスコアの伸びや合格の結果を覚えていても、数字で確かめられないものは証明の材料としては弱くなります。どの経験に裏付けがあり、どこが足りないのかを、この段階で把握しておきましょう。足りない材料は、この後のステップで補っていけば十分です。

応募先や受講者が、何を見て判断するのかを調べる

相手が見るポイントを調べる。応募先の条件を確認。求人票の応募条件・歓迎条件・選考の流れから、必要な証明を探します。。授業の見せ方を確認。模擬授業やスコア提出の有無を調べ、準備の優先順位を決めます。。個人で教える場合。受講者が申し込む前に見る実績や体験レッスンを想定します。。相手に合わせて材料をそろえましょう。

証明の材料をそろえる前に、相手が何を見て判断するのかを調べておきます。英会話スクールなら会話の授業の進め方、学習塾なら試験対策の力、企業研修ならビジネスの場面で英語を使った経験が重視されやすいでしょう。

求人票の応募条件や歓迎条件、選考の流れには、相手が求める材料がそのまま書かれています。模擬授業があるのか、スコアの提出が必要なのかを確かめれば、どの証明から優先して準備すべきかがはっきりするのです。個人で教室を開く場合は、受講者が申し込む前に見る情報を想定してください。

【ステップ1】 英語力を、教える相手に伝わる試験のスコアで示す

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英語力の証明は、3つの材料の中で最も準備しやすいものです。ただし、どの試験でもよいわけではありません。教える相手や応募先に伝わる試験を選び、スコアの見せ方まで考えておくと、証明としての効果が高まります。

教える相手が知っている試験を選んで受ける

相手に伝わる英語試験を選ぶ。英検。中高生や保護者になじみのある試験。準1級は一次試験と面接で、読む・書く・聞く・話す力を測ります。。社会人や企業になじみがある試験。聞く・読む力をスコアで示します。。話す力も伝えたい場合は、面接のある試験など、測る技能も確認しましょう。

英語力を示す試験は、教える相手や応募先が知っているものを選ぶと伝わりやすくなります。中高生や保護者が相手なら、学校教育でなじみのある英検。社会人や企業研修が相手なら、ビジネスの場で使われることの多いTOEIC L&Rが分かりやすいでしょう。

英検は合否で級が決まり、「英検準1級」では一次試験で読む・書く・聞く力、二次試験の面接で話す力を測ります。「TOEIC L&R」は聞く・読むの2技能を測り、結果は10〜990点のスコアで表示されます。話す力も示したいなら、面接のある試験を選ぶとよいでしょう。

学校の英語教師の目安とされるCEFR B2を目標にする

英語力の目標を具体的にする。目安としてCEFR B2。学校の英語担当教師の英語力の目安です。英検準1級程度とされています。。応募先の条件は別に確認。民間の英会話スクールや塾には、国が定めた一律の英語力基準はありません。。自分の現在地と求人の条件を比べ、目標を決めて学習を計画しましょう。

どの程度のスコアを目指すか迷ったら、学校の英語教師の目安を参考にする方法があります。文部科学省は英語担当教師の英語力の目安としてCEFR B2レベル(英検準1級程度)を使っており、令和7年度の「英語教育実施状況調査」では、B2相当以上の教師は中学校で58.5%、高等学校で84.4%でした。

民間の英会話スクールや塾に、国が定めた英語力の基準はありません。それでも、学校の教師と同じ水準を示せれば、指導する側として十分な英語力があることを伝えやすくなります。目標がはっきりすれば、学習の計画も立てやすくなるでしょう。

スコアは取得した年月とあわせて書類に書く

スコアは取得年月と示す。正式名称を書く。試験名と取得した年月を合わせて記載し、いつの英語力か分かる形にします。。授業での活かし方を添える。学んだ表現や試験対策を、どんな授業に取り入れたかを一言加えます。。古いスコアしかない場合は、応募前の受け直しも検討しましょう。。数字だけで終わらせないことが大切です。

スコアを書類に書くときは、試験の正式名称と取得した年月をあわせて記載します。英語力は使わなければ落ちていくため、相手は「いつのスコアか」も見ています。数年前のスコアしかないなら、応募の前に受け直しておくと説得力が増すでしょう。

また、スコアだけを並べるより、そのスコアを授業でどう活かしているかを一言添えると効果的です。たとえば「準1級の二次試験対策で身につけた話す力の伸ばし方を、会話の授業に取り入れている」のように書けば、英語力と指導力が結びついて伝わります。

【ステップ2】 指導力を、評価のある資格や講座で示す

【ステップ2】 指導力を、評価のある資格や講座で示すをイメージした写真

指導力は、英語力よりも証明が難しい力です。だからこそ、教え方を学び、その学びを第三者に評価された記録が役に立ちます。ここでは、英語教授法の資格と教育・研修の資格を、評価のしかたに注目して選ぶ方法を紹介します。

TESOL・CELTA・TKTから、目的に合う英語教授法の資格を選ぶ

英語教授法の資格を比べる。教え方の総称。講座の内容や時間数は、提供機関によって異なります。。講座で教え方を学び、実習で評価を受けます。入学には高い英語力が必要です。。教授法の知識を問うモジュール制の試験です。。名称だけで決めず、目的と現在の英語力に合うものを選びましょう。

英語の教え方を学んだことを示すなら、英語教授法の資格が候補になります。TESOL・TEFLは英語を母語としない人に英語を教える教授法の総称で、講座の時間数や内容は提供機関ごとに異なります。

Cambridge Englishの「CELTA」は120時間以上の講座で、入学にはCEFR C1の上位以上の英語力が必要です。同じくCambridge Englishの「TKT」はB1以上の英語力の教師を対象にしたモジュール制の試験で、受けやすさが持ち味といえます。教える場所ごとにどの資格が合うかは、関連記事で詳しく比べています。

▶︎関連記事:英語を教える資格は何が必要?学校・英会話スクール・塾別の比較はこちら

実際に教えて評価される、模擬授業や教育実習のある資格を選ぶ

評価される場面を確認する。知識を測る評価。選択式の試験などで、教え方の知識を確かめる形式があります。。教える場面の評価。教育実習や模擬授業では、授業の組み立て方や進め方を他者に見てもらえます。。資格を選ぶ前に、試験だけか、実習があるかを確認しましょう。。評価を受けた経験も、採用の模擬授業に活かせます。

指導力の証明として特に伝わりやすいのは、実際に教える場面を評価される資格です。CELTAでは、実際の学習者に教える合計6時間の教育実習と、750〜1,000語の課題4本で評価されます。教え方の知識を問う試験と違い、授業の組み立てから進め方までを他者に見てもらえるのが強みです。

資格を選ぶときは、評価が試験だけなのか、模擬授業や教育実習が含まれるのかを、申し込む前に確かめてください。採用で模擬授業を課す英会話スクールや塾は少なくないため、評価を受けた経験そのものが本番の準備にもなります。

英語以外の研修でも通じる、教育・研修の資格を検討する

英語以外に教える力も学ぶ。教育・研修の基礎。教える役割と責任、学習者に合わせた教え方、評価のしかたを学びます。。分野を問わず活かす視点。英語教授法が英語の授業を扱うのに対し、教育・研修の資格は人に教えること全体の基礎を扱います。。NOCN Level 3 AETも選択肢の1つ。目的に合う学びを検討しましょう。

企業研修も視野に入れるなら、英語に限らない教育・研修の資格も選択肢になります。たとえばNOCNの「NOCN Level 3 Award in Education and Training」(AET)は、教える役割と責任、インクルーシブな教え方、評価のしかたを学ぶ英国の資格です。

総学習時間(TQT)は120時間とされ、分野を問わない内容です。英語教授法の資格が「英語の教え方」を示すのに対し、AETは「人に教えることそのもの」の基礎を示す資格といえるでしょう。AETの取得条件や学ぶ内容は、関連記事でも詳しく解説しています。

▶︎関連記事:AET資格とは?取得条件・難易度・費用・メリットはこちら

【ステップ3】 指導の実績を、数字と事例で見える化する

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資格とスコアがそろっても、最後に説得力を決めるのは「実際に教えて、どんな成果を出したか」です。ここでは、実績を数字と事例で記録し、ポートフォリオや応募書類で伝えるまでの手順を紹介します。

生徒の変化を、スコアや合格、継続の数字で記録する

確かめられる数字を記録する。指導の規模。担当人数や期間を残し、どんな相手を教えたか整理します。。学習の変化。指導前後のスコアや合格、受講の継続など、記録で確かめられる成果を集めます。。掲載前に確認。個人が特定される情報は出さず、スコアの掲載は本人や保護者の了承を得ます。。数字を盛らず、指導のたびに記録しましょう。

実績を伝えるときは、まず数字で示せるものを集めます。担当した生徒数、指導前後のスコアの伸び、英検や入試の合格の数、受講を続けてくれた期間や継続率、体験レッスンからの入会数などが代表的です。1人ひとりの結果を集めておけば、後から割合も計算できます。

数字があると、相手は成果の大きさを自分で判断できます。ただし、生徒の名前や学校名など個人が特定される情報は出さず、スコアを載せる場合は本人や保護者の了承を得ておきましょう。記録は指導のたびにつけると、後から思い出して書くよりも正確な数字が残ります。

つまずいた生徒への指導の工夫を、事例としてまとめる

指導の工夫を事例で伝える。生徒の状況と原因。どこでつまずき、何が理解を妨げていたかを整理します。。指導の工夫。教材や説明をどう変え、学習者に合わせたかを書きます。。その後の変化。スコアや学ぶ姿勢など、確かめられる変化につなげて説明します。。成功だけでなく、試行錯誤の過程も教える力を示す材料になります。

数字だけでは、どう教えたのかまでは伝わりません。そこで、つまずいていた生徒をどのように支えたかを事例としてまとめます。生徒の状況、つまずきの原因の見立て、指導の工夫、その後の変化の4つの順に書くと、読み手に指導の過程が伝わります。事例は、相手や内容の違うものを2〜3件用意できれば十分です。

事例は、うまくいった話だけでなく、試行錯誤の過程を含めて書くのがコツです。最初の説明では伝わらず、例文や図を変えて理解につなげた経験は、学習者に合わせて教え方を変えられる力の何よりの証明になるでしょう。

授業動画・教材・受講者の声をポートフォリオにまとめる

ポートフォリオにまとめる。基本の材料。プロフィール、スコア、資格、実績の数字と指導事例を整理します。。教える様子を見せる。短い授業動画や自作教材の見本、了承を得た受講者の声を加えます。。使う前の確認。生徒の顔や名前を出さない、または事前に了承を得ることが大切です。。見せやすい形にまとめ、応募や営業に備えましょう。

集めた材料は、ポートフォリオとして1つにまとめておくと、応募や営業の場面ですぐに見せられます。プロフィールと英語力のスコア、資格、実績の数字、指導事例に加えて、短い授業動画や自作教材の見本、受講者の声を入れると、教える様子を具体的に想像してもらえます。

授業動画は、自分の教え方を客観的に振り返る材料にもなるでしょう。撮影や掲載をするときは、生徒の顔や名前が映らないようにするか、事前に了承を得ておきましょう。紙の資料だけでなく、オンラインで共有できる形にしておくと便利です。

応募書類や面接で使う、実績の伝え方の例をつくる

実績を短い説明に整える。どこで誰を教えたか。場所・相手・期間を、具体的に伝えます。。工夫と成果をつなぐ。どんな教え方を試し、どんな変化があったかを話します。。裏付けを示す。資格やスコア、記録で、説明を支える材料を添えます。。応募書類の文を声に出し、面接では関連する事例も話せるよう準備しましょう。

最後に、集めた材料を応募書類や面接で話せる形に整えます。「どこで誰を何年教えたか」「どんな工夫をしたか」「どんな成果が出たか」「それを裏付ける資格やスコアは何か」の順に組み立てると、短い文でも伝わりやすくなります。

たとえば「個別指導塾で中学生を〇年担当し、音読と例文づくりを組み合わせた指導で、担当生徒の英検の合格者を〇人増やした」のように書くと、工夫と成果がひと続きで伝わるでしょう。面接では、この文を入り口に事例を1つ話せるよう準備しておきましょう。書いた文は声に出して読み、1分以内で話せるか確かめておくと安心です。

スキルの証明がうまく伝わらない時の原因と対策

スキルの証明がうまく伝わらない時の原因と対策をイメージした写真

材料をそろえても、思ったように評価されないことはあります。原因の多くは、材料の不足ではなく、材料同士のつながりや伝え方にあるものです。よくあるつまずきと、その対策を見ていきます。

資格はあるのに評価されない時は、実績と結びつけて伝える

資格名と実績を結びつける。学んだこと。資格で身につけた内容を、具体的に言葉にします。。授業での使い方。教材や活動をどう工夫したか、学びを現場で使った例を示します。。生徒の変化。結果や反応を、確かめられる記録とともに伝えます。。資格名だけで終わらせず、学びから実践へのつながりを説明しましょう。

資格を書いているのに評価されないときは、資格が授業でどう活きているのかが伝わっていない可能性があります。資格の名前だけでは、相手は「学んだこと」は分かっても、「現場で使えること」までは判断できません。

そこで、資格で学んだ内容を、自分の授業での使い方と、その結果まで結びつけて伝えます。面接で「その資格で学んだことを、授業でどう使っていますか」と聞かれても、具体例で答えられるようにしておきたいところです。「資格で学んだこと→授業での使い方→生徒の変化」の流れで話せば、資格が実績の裏付けとして働くようになるはずです。

実績の数字がない時は、今日から記録を取り始める

記録は今日から始められる。授業のたびに一言。扱った内容や生徒の反応を、短いメモで残します。。定期的に到達度を確認。月に1回のスコアや理解度の記録など、続けやすい方法を選びます。。講座の終わりに振り返る。受講者の声も集め、教え方を見直します。。項目を少なく絞り、無理なく記録を続けましょう。

これまで記録をつけていなかった場合でも、あきらめる必要はありません。今日から記録を取り始めれば、数か月後には伝えられる数字がそろい始めます。授業のたびの短いメモ、月に1回のスコアや到達度の記録、講座の終わりの受講者アンケートなど、続けやすい方法から始めましょう。長く続けるコツは、記録の項目を少なく絞っておくことです。

過去の実績も、保護者からのメッセージや、生徒が合格を報告してくれたやり取りなど、残っているものを探せば材料になる場合があります。個人が特定されない形に整えたうえで、了承を得て使ってください。

英語力が足りない時は、資格より先に英語を伸ばす

英語力を整えてから進む。受講の基準を確認。英語で学ぶ講座では、授業や課題を理解できる英語力が前提になります。。先に英語を伸ばす。基準に届かない場合は、英語力を伸ばす期間を設けてから教授法の学びへ進みます。。実績の記録は並行する。学習中も指導経験を残せます。無理に急がず、自分に合う順番を考えましょう。

教授法の資格の多くは、講座も課題も英語で行われます。英語力が基準に届かないまま進むと、内容の理解と英語の両方で苦労し、途中で挫折しかねません。CELTAの入学要件がCEFR C1の上位以上であるように、資格によっては高い英語力が前提になります。

英語力が足りないと感じたら、遠回りに見えても先に英語を伸ばす期間を設けましょう。その間も、英検やTOEICのスコアを上げること自体がステップ1の証明になり、実績の記録も並行して進められます。英語力を伸ばした分だけ、授業で使える表現も増えていきます。

一人で判断できない時は、説明会や個別相談で確かめる

相談で証明までの道筋を確認。現在地を伝える。英語力と指導経験のメモに、証明したい相手や使える時間・予算を添えます。。評価の方法を聞く。試験、模擬授業、教育実習の有無と、修了までの期間を確かめます。。条件を比べる。自分の証明に合う講座か、申込み前に確認しましょう。。サイトだけでは分からない点も質問できます。

どの資格が自分の証明に合うのか、いまの英語力で講座についていけるのかは、一人では判断しにくいものです。資格の講座の多くは無料の説明会や個別相談を用意しているので、申し込む前に利用してみてください。講座のサイトだけでは分からない点を直接質問できるのも、相談の利点です。

相談では、評価の方法、模擬授業や教育実習の有無、修了までの期間を聞いておくと、指導力の証明として使えるかを見極められます。棚卸しで作った英語力と指導経験のメモを持っていけば、自分の状況に合った答えを得やすくなるでしょう。

Global Teachers Schoolで、英語で教える力を証明する学習ルート

Global Teachers Schoolで、英語で教える力を証明する学習ルートをイメージした写真

完全オンラインでイギリスの教育者資格の取得を目指せるGlobal Teachers School(GTS)は、英語講師やオンライン講師など、人に教える立場の19歳以上を対象にしたスクールです。指導力を証明する材料を増やしたい人に向けて、GTSでの学び方を紹介します。

NOCN Level 3 AETで、教え方を英国の資格の評価で示す

学びと実践を評価で示す。オンラインで最短4ヶ月の取得を目指すコース。授業はすべて英語です。。レポートとケーススタディ。教え方の知識を、課題を通じて評価します。。マイクロティーチング。1人最低15分の授業を行い、教える場面も評価されます。。日本の教員免許状ではありません。評価を受けた経験も証明の材料になります。

GTSの教育スキル専門能力開発コースでは、NOCN Level 3 AETの取得を、オンラインで最短4ヶ月で目指せます。授業は英国からのライブ授業で、すべて英語です。

評価は一度の試験ではなく、3つの単元のレポートとケーススタディ、1時間のマイクロティーチングで行われます。マイクロティーチングでは1人最低15分の授業を行うため、教える場面を評価された経験が、そのまま証明の材料になります。AETは日本の教員免許状ではありません。理論と実践を結びつけた説明で理解が深まったM.T.様(33歳)の声も参考にしてください。

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英語力が足りなければ、英語力育成コースから始められる

英語力に合う段階から学ぶ。まず現在地を確認。入学前のアセスメントで、英語力をCEFRのレベルで判定します。。英語力を育てる段階。目安に届かない場合は、英語力育成コースから始められます。。教え方を学ぶ段階。AETのコースは、授業も課題も英語。CEFR B1以上が目安です。。英語力と指導力の証明を、段階を追って積み上げます。

AETのコースは授業も課題も英語のため、CEFR B1以上(英検2級程度)の英語力が目安です。GTSでは入学前のアセスメントテストで英語力をCEFRで判定し、届いていない場合は英語力育成コースから始められます。

英語力を伸ばす段階から教え方を学ぶ段階まで、同じスクールの中で順に進めるのがGTSの学習ルートです。英語力の証明と指導力の証明を、段階を追って積み上げていけるでしょう。英語力育成コースには、英語初級者向けのスタートアップEnglishや、レベル別に学ぶCEFRコースがあります。

▶︎GTSの英語力育成コースについてはこちら

まずは無料の個別相談か学校説明会で、証明までの道筋を確かめる

証明までの道筋を相談する。無料の個別相談。英語力・指導経験・証明したい相手をもとに、1対1で合うコースを考えます。。オンライン学校説明会。資格の概要、学費、英語力診断の流れなど、学びの全体像を確認できます。。仕事との両立も確認。証明に必要な材料と、学ぶ順番を整理しましょう。。自分の状況をメモして相談すると具体的に話せます。

AETのコースに進めるか、英語力育成コースから始めるべきかは、一人では判断しにくいものです。GTSの無料個別相談(オンライン・60分)では、英語力や指導経験、証明したい相手をもとに、1対1で合うコースを考えられます。

全体像を先に知りたい人には、オンライン学校説明会がおすすめです。資格の概要や学費、英語力診断の流れを紹介し、参加特典としてキャリアプランコンサルティングを1回無料で受けられます。ライブ授業は録画されるので、仕事と両立できるかも相談で確かめられます。まずは相談で、証明に必要な材料と学ぶ順番を整理してみてください。

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【まとめ】 英語を教えるスキルは、英語力・指導力・実績の3つをそろえて証明する

【まとめ】 英語を教えるスキルは、英語力・指導力・実績の3つをそろえて証明するをイメージした写真

英語を教えるスキルは、英語力・指導力・実績の3つに分けて証明します。英語力は教える相手に伝わる試験のスコアで、指導力は模擬授業や教育実習などで評価される資格や講座で、実績は生徒の変化の数字と指導の事例で示すのが基本です。

まずは英語力と指導経験を棚卸しし、足りない材料を見つけてください。実績の記録は今日から始められます。資格はあるのに伝わらないときは、資格で学んだことと授業での成果を結びつけて話しましょう。迷ったら、無料の説明会や個別相談で講座の評価方法を確かめるところから始めるのが近道です。

よくある質問

英語力の証明と指導力の証明は、どう違いますか?

英語力の証明は、自分がどれだけ英語を使えるかを示すもので、英検やTOEIC L&Rなどのスコアが代表的です。指導力の証明は、相手に英語を身につけさせる力を示すもので、教授法の資格や模擬授業の評価、生徒の変化を記録した実績が当てはまります。英語を教えるスキルを伝えるには、両方をそろえる必要があります。

詳しくは「英語力の証明と指導力の証明は、別のものとして考える」をご覧ください。

英語講師になるには、TOEICは何点必要ですか?

英会話スクールや塾の講師に、国が定めたTOEICの基準点はなく、必要な点数は求人ごとに異なります。応募条件や歓迎条件を確かめたうえで、目標を決めるのが近道です。目安がほしいなら、学校の英語教師の目安とされるCEFR B2レベル(英検準1級程度)を参考にし、各試験団体のCEFRとの対応で換算してみてください。

詳しくは「学校の英語教師の目安とされるCEFR B2を目標にする」をご覧ください。

指導経験が少なくても、英語を教えるスキルを証明できますか?

証明できます。経験が少ない段階では、英語力のスコアと、模擬授業や教育実習で評価される資格の比重を高めると効果的です。あわせて、ボランティアや知人への指導など小さな場で教え、その記録を取り始めましょう。数か月続ければ、生徒の変化を数字や事例として伝えられるようになります。

詳しくは「実績の数字がない時は、今日から記録を取り始める」をご覧ください。

英語教授法の資格は、働きながらどれくらいで取れますか?

資格によって大きく違います。TKTは1モジュール80分の試験で、学んだ範囲から1つずつ受けられる仕組みです。CELTAは全日制なら通常4〜5週間ですが、パートタイムなら数か月から1年ほどかけて受講できます。教育・研修の資格であるNOCN Level 3 AETは、総学習時間(TQT)が120時間とされています。

詳しくは「TESOL・CELTA・TKTから、目的に合う英語教授法の資格を選ぶ」をご覧ください。

実績を数字で示すときに、注意することはありますか?

生徒の名前や学校名など、個人が特定される情報は出さないことが大前提です。スコアや合格の結果を載せる場合は、本人や保護者の了承を得ておきましょう。また、成果を大きく見せようと数字を盛るのは逆効果です。指導のたびに記録をつけ、確かめられる数字だけを使うと、面接で深く聞かれても自信を持って答えられます。

詳しくは「生徒の変化を、スコアや合格、継続の数字で記録する」をご覧ください。

ポートフォリオには、何を入れればいいですか?

プロフィールと英語力のスコア、取得した資格や受講した講座、実績の数字、指導事例を2〜3件入れるのが基本です。さらに、5〜10分ほどの授業動画や自作教材の見本、了承を得た受講者の声を加えると、教える様子を具体的に伝えられます。オンラインで共有できる形にしておくと、応募や営業の場面ですぐに見せられて便利です。

詳しくは「授業動画・教材・受講者の声をポートフォリオにまとめる」をご覧ください。

出典

この記事で紹介した資格・試験・調査の情報は、次の資料に基づいています。

  • 文部科学省 令和7年度「英語教育実施状況調査」(2026年6月公表)
  • Cambridge English「About CELTA」
  • Cambridge English「CELTA」
  • Cambridge English「TKT (Teaching Knowledge Test)」
  • NOCN「NOCN Level 3 Award in Education and Training」(Qualification Number 601/0619/0)
  • 公益財団法人 日本英語検定協会「英検準1級」
  • 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC Listening & Reading Testについて」
この記事で示した内容該当ページ
CEFR B2レベル相当以上を取得している英語担当教師の割合は中学校58.5%、高等学校84.4%(令和7年度。特別支援学校を含む)。B2レベル=英検準1級程度令和7年度「英語教育実施状況調査」概要 p.8
CELTAは120時間以上の講座。入学の最低条件はCEFR C1の上位以上。教育実習6時間、750〜1,000語の課題4本Cambridge English「About CELTA」
CELTAは全日制なら通常4〜5週間、パートタイムなら数か月〜1年Cambridge English「CELTA」
TKTはB1以上の英語力の教師が対象のモジュール制の試験。各モジュール80分の多肢選択式Cambridge English「TKT」
NOCN Level 3 AETは TQT 120時間。役割・責任、インクルーシブな教え方、評価を扱うNOCN「Level 3 Award in Education and Training」
英検準1級は一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)日本英語検定協会「英検準1級」
TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能を測り、結果は10〜990点のスコアで表示IIBC「TOEIC Listening & Reading Testについて」

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