- 資格・研修
- 2026.10.31
英語を教える資格は何が必要?学校・英会話スクール・塾別に比較
本ページでは以下のことがわかります。
英語を教える資格は、どこで誰に教えるかで決まります。日本の学校の教員なら教員免許状が必須で、英会話スクールや塾では英語力の証明と教授法の資格を組み合わせて力を示すのが基本です。・学校・英会話スクール・塾・オンラインで、必須の資格とあると有利な資格の違い
・3つの質問で絞り込める、自分の目的と英語力に合う資格の方向性
・教員免許状・TESOL・CELTA・TKT・AETの期間・英語力・評価方法の比較
・学校の英語教員に求められる英語力の目安(CEFR B2・英検準1級程度)
・英語力が足りないときの計画の立て方と、講座を選ぶときのチェックポイント

英語を教える資格は、どこで誰に教えるかで必要なものが変わる

英語を教える仕事を考えたとき、多くの人が最初につまずくのが「どの資格が必要なのか」という疑問です。答えは、学校で教えるのか、英会話スクールや塾で教えるのかによって変わります。まずは、法律で必要と決まっている資格と、なくても働けるものの持っていると信頼につながる資格を分けて整理しましょう。
学校で英語を教えるなら、教員免許状が必要

公立・私立を問わず、日本の小学校・中学校・高校で英語の授業を受け持つには教員免許状が必要です。文部科学省の「教員免許状に関するQ&A」も、免許状がなければ日本の学校で教壇に立ち、授業を行うことはできないと明記しています。免許状を授与するのは大学ではなく、都道府県の教育委員会です。
中学・高校なら外国語(英語)の免許状を取り、そのうえで公立は教育委員会、私立は学校法人の採用試験に合格しなければなりません。海外で取った英語教授法の資格は、この免許状の代わりにはならないのです。
英会話スクール・塾・オンラインで教えるのに、法律で決まった資格はない

英会話スクールや学習塾、子ども英語教室、オンライン英会話の講師には、法律で定められた必須の資格がありません。採用の基準は会社や教室ごとに決められており、資格がなくても英語力や指導経験を評価されて働き始める人はいます。
一方で、必須の資格がないからこそ、応募書類や面接では「この人に任せて大丈夫か」を別の材料で判断されることになります。英語力のスコア、教えた経験、教授法を学んだ証明などがその材料です。資格が要らないことと、何も示さなくてよいことは同じではありません。
必須資格がない職場では、英語力と教える力を資格で示す

英語を教える人に求められる力は、大きく分けて2つあります。1つは自分自身の英語力、もう1つは学習者のレベルや目的に合わせて授業を組み立て、理解を確かめながら教える力です。英語が得意な人が、そのまま教え上手とは限りません。
発音がきれいでも、つまずいている生徒に合わせて説明を変えられなければ、成果にはつながりにくいでしょう。英語力は英検やTOEICなどのスコアで示しやすい一方、教える力は教授法の資格や指導経験で示すことになります。ここからは、この2つを分けて比べていきます。
3つの質問で分かる、あなたに合う英語を教える資格

自分に合う資格は、3つの質問に順番に答えるとかなり絞り込めます。教える場所、教える相手、いまの英語力の3つです。迷っている人は、まずここで大まかな方向を決めてから、後半の比較に進むと判断しやすくなります。
【質問1】 日本の学校で、教員として英語を教えたいですか?

答えが「はい」なら、選ぶべき道ははっきりしています。教員免許状を取るルートです。英会話スクール向けの資格をいくつ集めても、それだけでは学校の教員として採用される条件を満たせないためです。
「いいえ」なら、教員免許状は必須ではないため、教える相手と英語力から資格を選ぶ質問2へ進みましょう。迷うのは「いずれは学校で、まずは塾や英会話スクールで経験を積みたい」という人です。この場合は、教員免許状の取得計画を立てつつ、英語力の証明と指導経験を先に積み上げる組み合わせが現実的でしょう。
【質問2】 教える相手は子ども、中高生、大人のどれですか?

子どもに教えたいなら、歌やゲーム、音と文字の結びつきを使った児童英語の教え方を学べる資格が向いています。小学校の英語指導者を対象にした民間資格としては、特定非営利活動法人小学校英語指導者認定協議会が認定するJ-SHINEがよく知られています。
中高生が相手なら、塾では英検など生徒が目指す試験への理解が強みになるでしょう。大人に教える場合は、TESOLやCELTA、TKTといった英語教授法の資格のほか、企業研修や講師の仕事を見据えて、教育・研修全般を扱う資格を選ぶ方法もあります。
【質問3】 いまの英語力は、CEFRでどのレベルですか?

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語の力をA1からC2までの6段階で表す国際的な基準です。英語を教える資格の多くは、このCEFRで必要な英語力を示しています。たとえばCambridge Englishの「TKT」はB1以上の英語力を想定し、「CELTA」はC1の上位以上を入学の最低条件にしています。
B1に届いていないなら、資格の前に英語力を伸ばす期間を見込んでおくと、計画が崩れにくくなるでしょう。CEFRの各レベルと英検の対応や、コースごとに身につく英語力の目安は、GTSのサイトで一覧にしています。
英語を教える主な資格を、同じ基準で比べる

ここでは、英語を教える仕事でよく名前が挙がる資格を、同じ物差しで並べます。比べる軸は「活かせる職場と相手」「取得までの期間と英語力」「学ぶ内容と評価のしかた」の3つ。最初に一覧表で全体をつかみ、続く項目で軸ごとの違いを確かめてください。
教員免許状・TESOL・CELTA・TKT・AETの比較表

| 資格 | 主に活かせる場 | 期間の目安 | 英語力の目安 | 評価のしかた |
| 教員免許状(中学・高校の英語) | 公立・私立の中学校・高校 | 大学の教職課程(一種は学士+67単位以上が一般的) | 英語担当教師の目安はCEFR B2相当以上 | 単位の修得と教育実習 |
| TESOL・TEFL | 英会話スクール・オンライン・海外の語学学校 | 短期の講座から大学院まで、提供機関による | 提供機関による | 提供機関による |
| CELTA | 語学学校(主に大人のクラス) | 120時間以上(全日制なら通常4〜5週間) | CEFR C1の上位以上 | 教育実習6時間と4つの課題 |
| TKT | 英語の授業全般(教え方の知識の証明) | モジュールごとに80分の試験 | CEFR B1以上 | 多肢選択式の試験 |
| NOCN Level 3 AET | 教育・研修全般(英語の授業に限らない) | 総学習時間(TQT)120時間 | 提供機関の基準による | レポートや模擬授業などの課題 |
表を見ると、同じ「英語を教える資格」でも性格がまったく違います。教員免許状は学校で教えるための免許で、ほかの4つは教え方の知識や技術を示すもの。TESOL・TEFLは1つの資格名ではなく、英語を母語としない人に英語を教えるための教授法の総称で、時間数や評価は提供機関ごとに異なります。
CELTAとTKTは、どちらも英国のCambridge Englishが提供する資格です。NOCNの「Level 3 Award in Education and Training」(AET)は、英語に限らず教育・研修の基本を学ぶ英国の資格にあたります。
活かせる職場と、教える相手で比べる

学校の教壇に立てるのは教員免許状を持つ人だけで、ここは代わりがききません。英会話スクールや海外の語学学校で大人のクラスを担当したいなら、教育実習を含むCELTAや、時間数がしっかりしたTESOLの講座が評価されやすいでしょう。
TKTは小学生から大人まで、どの年代を教える人でも受けられるモジュール制の試験で、すでに教えている人が知識を確かめる使い方にも向いています。企業の研修や社内講師のように、英語以外の内容も含めて大人に教える仕事を考えているなら、教育・研修全般を扱うAETも選択肢に入ってくるはずです。
取得までの期間と、必要な英語力で比べる

取得までの期間が最も長いのは、教員免許状です。大学の教職課程で、一種免許状なら学士の学位に加えて67単位以上を修得するのが一般的とされており、社会人が一から目指すなら年単位の計画になります。
CELTAは120時間以上の講座で、全日制なら通常4〜5週間、パートタイムなら数か月から1年ほどかけて受講します。ただし入学にはCEFR C1の上位以上の英語力が必要で、ハードルは高めです。TKTはB1以上が目安のため、英語力を伸ばしながら挑戦しやすいのが利点といえます。
学ぶ内容と、評価のしかたで比べる

CELTAでは、実際の学習者を相手にした合計6時間の教育実習と、750〜1,000語の課題4本で評価されます。一方のTKTは、教え方の知識を80分の多肢選択式の試験で確かめる仕組みです。手軽に受けられる反面、教室で実際に教える技術そのものを見る試験ではありません。
人前で教えた経験が少ない人ほど、「教えて評価される」場面を含む資格を選ぶと、自信と実績の両方につながります。Global Teachers School(GTS)のAETコースでも、1時間のマイクロティーチングで1人最低15分の授業を行い、ほかの受講生の授業を見学します。
学校で英語を教えたい人は、教員免許状を取る道が向いている

学校の英語教員を目指すなら、教員免許状の取得が出発点です。ここでは、働ける職場と取得の条件、期間と費用、求められる英語力、向かない人の特徴を、次の章と同じ順番で整理します。英会話スクールや塾の道と見比べながら読んでみてください。
教員免許状で働ける職場と、取得の条件

教員免許状があれば、公立・私立の中学校・高校で英語の教員として働く道が開けます。一般的なのは普通免許状で、専修(修士)・一種(学士)・二種(短期大学士)の3区分がありますが、教えられる範囲に違いはありません。
大学で単位を取る以外に、特別免許状という仕組みもあります。優れた知識や経験を持つ社会人などを学校に迎えるためのもので、採用しようとする側の推薦を受け、教育委員会の審査を経て授与されます。個人が自分から申し込んで取れる資格ではない点には、注意が必要でしょう。
取得までの期間と費用は、大学の教職課程が基本になる

英語の免許状は教員資格認定試験の対象になっていないため、教職課程のある大学・短期大学で単位を修得する道が基本になります。教育実習も含めて、必要な単位をそろえる期間を見込んでおきましょう。
社会人なら、通信制大学の教職課程を利用して働きながら学ぶ方法があります。大学時代に教職課程の単位を一部取っていた場合も、その単位は無効にならず、足りない分だけを別の大学で修得できます。費用は大学や必要な単位数で大きく変わるので、志望校の募集要項で確かめてください。
社会人から教員を目指す具体的な手順は、関連記事で詳しく紹介しています。
▶︎関連記事:社会人から教員へキャリアチェンジする方法と手順はこちら
英語担当の教師に求められる英語力は、CEFR B2が目安

国は、英語担当の教師に求める英語力の目安として、CEFR B2レベル(英検準1級程度)を使っています。文部科学省の令和7年度「英語教育実施状況調査」では、B2相当以上を取得している英語担当教師は中学校で58.5%、高等学校で84.4%でした。この割合は、国の教育振興基本計画で目標として掲げられてきた指標でもあります。
教員を目指すなら、免許状の単位と並行して、B2を目標に英語力を上げておくと安心です。日本英語検定協会も「英検準1級」を、教員採用試験で優遇されることがある資格として紹介しています。
教員免許状の道が向かない人と、注意したいこと

教員免許状の道は時間がかかるぶん、短期間で教える仕事を始めたい人には向きません。また、学校の教員は授業だけでなく、学級や部活動、校務などにも関わります。英語を教えることだけに集中したい人は、その働き方が自分に合うかを考えておきましょう。
もう1つの注意点は、免許状を取っただけでは教壇に立てないことです。公立学校の常勤の教員になるには、教育委員会が行う教員採用選考試験に合格しなければなりません。大人に教えたい人や、勤務時間を自分で選びたい人は、次の章の道のほうが合っている可能性があります。
英会話スクール・塾・オンラインで教えたい人は、教授法の資格が向いている

学校以外で英語を教えるなら、教授法の資格と英語力の証明を組み合わせて、自分の力を伝えるのが基本です。前の章と同じく、働ける職場と資格の種類、期間と費用、必要な英語力、向かない人と注意点の順で見ていきます。
教授法の資格で働ける職場と、主な資格の種類

教授法の資格が活きるのは、英会話スクール、学習塾、子ども英語教室、オンライン英会話、企業の語学研修などです。どこも採用の条件は各社が決めるため、資格は「教え方を体系的に学んだ」ことを伝える材料になります。
主な資格は、英語教授法の総称であるTESOL・TEFL、Cambridge EnglishのCELTAとTKT、子ども向けのJ-SHINEなど。授業の組み立て方や評価の考え方を英語で学ぶなら、教育・研修全般を扱うNOCN Level 3 AETもあります。AETの取得条件や難易度、費用は、関連記事で詳しく解説しています。
▶︎関連記事:AET資格とは?取得条件・難易度・費用・メリットはこちら
取得までの期間と費用は、資格や講座によって大きく違う

教授法の資格は、期間も費用も幅が広いのが実情です。CELTAは世界各地の認定センターで開講されており、費用は申し込むセンターで確認する形です。
TESOL・TEFLは特に差が大きく、短期のオンライン講座から大学院の修士課程まで、同じ名前で呼ばれることがあります。安さや短さだけで選ぶと、時間数が少なく教育実習もない講座に当たるかもしれません。比べるときは、費用とあわせて総時間数と実習の有無も並べて見てください。
TESOLをオンラインで取る場合の費用・期間・講座の選び方は、関連記事で詳しく比べています。
▶︎関連記事:TESOLをオンラインで取得する方法(費用・期間・講座選び)はこちら
必要な英語力は資格ごとに違い、英検やTOEICで示すこともできる

教授法の資格が求める英語力は、TKTならB1以上、CELTAならC1の上位以上と、資格によって大きく違います。資格を取る前の段階では、英検やTOEICのスコアで英語力を示すのが一般的です。
英検は合否で級が決まる試験で、準1級は読む・書く・聞くの一次試験と、面接形式のスピーキングの二次試験に分かれています。「TOEIC L&R」は聞く・読むの2技能を測り、結果は合否ではなく10〜990点のスコアで出ます。中高生に教えるなら英検、社会人に教えるならTOEICのように、相手が知っている物差しを選ぶと伝わりやすいでしょう。
教授法の資格が向かない人と、選ぶときの注意点

日本の学校で正式な教員として働きたい人には、教授法の資格だけの道は向きません。海外で取った資格でも、日本の教員免許状の代わりにはならないからです。
講座を選ぶときは、資格の正式名称と発行機関、総学習時間、教育実習や模擬授業の有無、評価の方法の4点を確かめましょう。広告の「国際資格」という言葉だけで判断すると、内容の薄い講座を選んでしまうおそれがあります。修了証を出すだけで、第三者による評価が入らない講座もあるので、誰がどう評価するのかまで見ておくと安心です。
迷ったときに失敗しない、英語を教える資格の決め方

ここまで読んでも1つに絞れない場合は、資格そのものではなく、自分の将来像と現在地から考え直すと決めやすくなります。最後に、資格選びで後悔しないための考え方と、講座を比べるときの進め方を紹介します。
数年後にどこで誰に教えていたいかから、逆算して選ぶ

資格選びで迷う人の多くは、「どの資格が一番良いか」から考えています。けれども、比べるべきなのは資格の優劣ではなく、自分が数年後にどこで誰に教えていたいかです。目標がぼんやりしたままだと、資格を取ったあとに使い道が見えなくなりがちです。
たとえば3年後に英会話スクールで大人の初級クラスを受け持ちたいなら、大人向けの授業設計を学べる教授法の資格と、B2を目指す英語学習が軸になります。いずれ学校の教員を目指すなら、教員免許状の計画が最優先。ゴールが決まれば、今年取る資格と今月やることは自然に絞れます。
英語力が足りないときは、英語の準備と資格の学習を分けて計画する

英語力が資格の基準に届いていないまま教授法の講座へ進むと、内容の理解と英語の両方でつまずきやすくなります。教授法の講座は英語で行われることが多く、課題も英語で書くからです。
おすすめは、英語の準備と資格の学習を2段階に分ける計画です。まず英語試験や講座のレベル判定で現在地を確かめ、基準との差を埋める期間を設けます。そのあとで教授法の学習に入れば、授業の組み立てや評価といった本題に集中できるでしょう。一見すると遠回りですが、途中で挫折しにくい進め方といえます。
「資格を取れば採用される」と考えず、指導経験と組み合わせる

どの資格も、取ったからといって採用が約束されるものではありません。英会話スクールや塾の採用では、模擬授業や面接で実際の教え方を見られることが多く、資格は判断材料の1つにとどまります。
資格の学習と並行して、教える経験を少しずつ積んでおくと説得力が増します。地域の英語ボランティアや個別指導のアルバイト、社内の英語勉強会の講師役など、小さな場でも構いません。学んだ理論を実際の授業で試し、うまくいかなかった点を振り返った経験こそが、面接で語れる具体的なエピソードになるのです。
無料の説明会や個別相談で、講座の中身と条件を確かめる

講座のサイトだけでは、自分の英語力で授業についていけるか、働きながら修了できるかまでは判断しにくいものです。多くの講座は無料の説明会や個別相談を用意しているので、申し込む前に利用してみましょう。
相談の前には、教えたい場所と相手、いまの英語力、学習に使える時間、予算をメモにまとめておくと話が早く進みます。質問では、教育実習や模擬授業の有無、評価の方法、修了までにかかる期間を確かめると、比較表だけでは見えない違いが分かります。複数の講座で同じ質問をすれば、比べやすさも上がるはずです。
Global Teachers Schoolで、英語で教える力を身につける学習ルート

完全オンラインでイギリスの教育者資格の取得を目指せるGlobal Teachers School(GTS)は、英語力と教える力を段階的に伸ばしたい人のためのスクールです。英会話スクールや塾で教えたい人、すでに英語講師として働いている人に向けて、GTSでの学び方を紹介します。
英国の教育・研修資格NOCN Level 3 AETを、オンラインで最短4ヶ月で目指す

GTSの教育スキル専門能力開発コースでは、英国の資格授与機関NOCNの「NOCN Level 3 Award in Education and Training(AET)」の取得を、日本からオンラインで最短4ヶ月で目指せます。授業は英国からのライブ授業で、すべて英語。役割と責任、インクルーシブな教え方、評価の3つの単元を、レポートと模擬授業で学びます。
AETは教育・研修分野の英国の資格で、日本の教員免許状ではありません。教員として働きながら受講し、学んだ指導技術をすぐ授業に取り入れたY.K.様(37歳)の声も参考にしてください。
英語力に不安があれば、英語力育成コースから始められる

GTSでは、入学前のアセスメントテストで英語力をCEFRで判定します。AETのコースはCEFR B1以上(英検2級程度)が目安のため、届いていない場合は英語力育成コースから始める流れです。英検などの外部資格を持っていなくても、アセスメントの結果で受講できるコースが決まります。
英語の準備と資格の学習を同じスクールの中で段階的に進められるので、何から手を付けるか迷わずに済むでしょう。英語力育成コースには、英語初級者向けのスタートアップEnglishや、レベル別に学ぶCEFRコースがあります。
まずは無料の個別相談か学校説明会で、自分に合うルートを確かめる

AETのコースと英語力育成コースのどちらから始めるべきかは、一人では判断しにくいものです。GTSの無料個別相談(オンライン・60分)なら、教えたい場所や英語力、学習時間をもとに1対1で合うコースを考えられます。全体像を先に知りたい人には、オンライン学校説明会がおすすめです。
説明会では資格の概要や学費、英語力診断の流れを紹介し、参加特典としてキャリアプランコンサルティングを1回無料で受けられます。ライブ授業は録画されるため、平日夜に時間が取りにくい人も仕事を続けながら学べます。まずは相談で、次の一歩を具体的にしてみてください。
【まとめ】 英語を教える資格は、働きたい場所と教える相手から選ぶ

英語を教える資格は、どこで誰に教えるかで必要なものが変わります。日本の学校で教員として教えるなら教員免許状が必須で、海外の資格は代わりになりません。英会話スクール・塾・オンラインには法律上の必須資格がないため、英語力の証明と、TESOL・CELTA・TKT・AETなどの教授法の資格を組み合わせて自分の力を示します。
選ぶときは、活かせる職場と相手、期間と必要な英語力、学ぶ内容と評価のしかたを同じ基準で比べてください。英語力が足りなければ、英語の準備と資格の学習を分けて計画するのが近道です。迷ったら、無料の説明会や個別相談で講座の中身と条件を確かめるところから始めましょう。
よくある質問
資格がなくても、英会話スクールや塾で英語を教えられますか?
教えられます。英会話スクールや学習塾、オンライン英会話の講師には法律で決められた必須の資格がなく、採用の基準は各社が決めています。ただし、採用では英語力のスコアや指導経験、模擬授業での教え方を見られることが多いため、英語力の証明や教授法の資格があると、自分の力を伝えやすくなるでしょう。
詳しくは「英会話スクール・塾・オンラインで教えるのに、法律で決まった資格はない」をご覧ください。
海外の英語教授法の資格で、日本の学校の教員になれますか?
なれません。日本の小学校・中学校・高校で教員として授業を行うには、教員免許状が必要です。TESOLやCELTA、NOCN Level 3 AETなどは英語の教え方や教育・研修の力を示す資格ですが、教員免許状の代わりにはなりません。学校の教員を目指すなら、大学の教職課程などで免許状を取ったうえで、採用試験に合格する必要があります。
詳しくは「学校で英語を教えるなら、教員免許状が必要」をご覧ください。
TESOLとCELTAは、どう違いますか?
TESOLは英語を母語としない人に英語を教える教授法の総称で、講座の時間数や評価のしかたは提供機関によって異なります。CELTAはCambridge Englishが提供する1つの資格で、120時間以上の講座、6時間の教育実習、4つの課題という共通の基準があります。入学にはCEFR C1の上位以上の英語力が求められる点も、大きな違いです。
詳しくは「学ぶ内容と、評価のしかたで比べる」をご覧ください。
英語を教えるなら、英検とTOEICのどちらを取るべきですか?
教える相手に合わせて選ぶのが近道です。中高生に教えるなら、生徒や保護者になじみがあり、二次試験で話す力も測る英検が伝わりやすいでしょう。社会人に教えるなら、聞く・読む力をスコアで示すTOEIC L&Rのほうが分かりやすい場合があります。学校の教員を目指す人は、国の目安であるCEFR B2(英検準1級程度)を目標にしてください。
詳しくは「必要な英語力は資格ごとに違い、英検やTOEICで示すこともできる」をご覧ください。
働きながら英語を教える資格を取るには、どれくらいかかりますか?
資格によって大きく違います。TKTは1モジュール80分の試験で、学んだ範囲から1つずつ受けられます。CELTAはパートタイムなら数か月から1年ほど、英国の教育・研修資格であるNOCN Level 3 AETは総学習時間(TQT)が120時間です。教員免許状は大学の教職課程で単位を修得するため、社会人が一から目指すと年単位の計画になります。
詳しくは「取得までの期間と、必要な英語力で比べる」をご覧ください。
英語を教える資格の費用は、どれくらいかかりますか?
資格や講座で幅があり、一律の相場はありません。CELTAは認定センターごとに費用が決まり、TESOL・TEFLも講座の時間数で変わります。たとえばGTSのNOCN Level 3 AETのコースは、授業料277,890円、入学金121,000円、検定料11,000円です(2026年10月時点)。総時間数や実習の有無と一緒に比べましょう。
詳しくは「取得までの期間と費用は、資格や講座によって大きく違う」をご覧ください。
出典
この記事で紹介した制度・資格の情報は、次の資料に基づいています。
- 文部科学省「教員免許状に関するQ&A」
- 文部科学省 令和7年度「英語教育実施状況調査」(2026年6月公表)
- Cambridge English「CELTA」「About CELTA」
- Cambridge English「TKT (Teaching Knowledge Test)」
- NOCN「NOCN Level 3 Award in Education and Training」(Qualification Number 601/0619/0)
- 公益財団法人 日本英語検定協会「英検準1級」
- 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC Listening & Reading Testについて」
| この記事で示した内容 | 該当ページ |
| 教員免許状がなければ日本の学校で教壇に立ち授業を行うことはできない。免許状は都道府県の教育委員会が授与する | 教員免許状に関するQ&A 1-1・1-3 |
| 普通免許状は専修・一種・二種の3区分で、指導できる範囲は同じ。一種は学士の学位と、一般的に67単位以上(小・中・高)の修得が必要 | 教員免許状に関するQ&A 1-4・2-1・2-2 |
| 教員資格認定試験は幼稚園二種・小学校二種・高等学校一種(情報)に限られる。特別免許状は任命・雇用しようとする者の推薦と教育職員検定で授与される | 教員免許状に関するQ&A 2-5 |
| 卒業までに取りきれなかった教職課程の単位は無効にならず、不足分は別の大学で修得してもよい | 教員免許状に関するQ&A 2-4 |
| 公立学校の常勤の教員になるには、教育委員会が行う教員採用選考試験に合格する必要がある | 教員免許状に関するQ&A 3-1 |
| CEFR B2レベル相当以上を取得している英語担当教師の割合は中学校58.5%、高等学校84.4%(令和7年度。特別支援学校を含む)。B2レベル=英検準1級程度で、教育振興基本計画で目標とされてきた | 令和7年度「英語教育実施状況調査」概要 p.8 |
| CELTAは120時間以上の講座。全日制なら通常4〜5週間、パートタイムなら数か月〜1年 | Cambridge English「CELTA」 |
| CELTAの入学の最低条件はCEFR C1の上位以上、年齢は18歳からなど。教育実習6時間、授業見学6時間、750〜1,000語の課題4本 | Cambridge English「About CELTA」 |
| TKTはB1以上の英語力の教師が対象。モジュールごとに80分の多肢選択式試験 | Cambridge English「TKT」 |
| NOCN Level 3 AETは Level 3、TQT 120時間、Minimum Age 19 | NOCN「Level 3 Award in Education and Training」 |
| 英検準1級は一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)。教員採用試験で優遇されることがある | 日本英語検定協会「英検準1級」 |
| TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能を測り、結果は10〜990点のスコアで表示 | IIBC「TOEIC Listening & Reading Testについて」 |